数学の勉強のしかた②

理科が苦手な生徒、コレを意識して

計算スピードと正確さ

「計算」スピードは速いほうが良い。

正確さも、もちろん大切。

両方あるのが一番だけど、それは、成績優秀、先生のお気に入りみたいな生徒に限られる。

たいていの生徒は、どちらか一方しかないか、両方ともない。

そんな残念な生徒も珍しくはない、というのが現実。

それでは、どちらか一方ならどちらの方がいいか。

さらに、両方ない生徒はどちらを優先して身につけるのがいいか。

人によって意見は違っておかしくないが、塾は成績を上げるところ。

受験の結果、志望校への合格を勝ち取るところ。

その “ところ” から考えて、断然スピード優先です。

受験は、時間との勝負なんですから。

たとえ正確でも、試験の制限時間内でやり残しが出るようではマズイ。

スピードがあれば時間内で出来る見直しが、出来ないまま終わって、たまたま欠いた正確さを、発見出来ないかもしれない。

おまけにスピードがあれば、問題の演習量を増やせる。

増やせば正確さも上がってくる。

“スピ-ド”と“正確さ”、両方ある成績優秀、先生のお気に入りの生徒になる可能性が、グンとアップするんですから。

さて、長い前置きをへて、ここから本題です。

計算スピードの上げ方

どうすれば計算スピードを上げられるか。

まず、ウォーミングアップに「百マス計算」を5分から10分。

これは計算力をつけるってこともありますが、むしろ集中力をつけること、さらに頭の回転スピードをつけるのが狙い。

それから具体的に計算問題を解いていく。

早く解くっていう意識をしっかり持って。

これを短時間でも毎日やれば、僕も、私も、「けっこう計算スピードがあがってきたな」って感じるのは、そう遠くない時期だと思います。

ただ、ここからです。

計算スピードもある程度までくると、「速く解こうという意識」だけでは、どうにもならなくなります。

書く手を速く動かす。脳をフル回転する。

そういったことは、意識してやれるようになった。

でも生徒さん個人々々の限界があります。

鈍足の子が、練習で人並みにはなっても、俊足にはなれません。

そこで “視点” を変える。

「計算スピードの向上=いかにして無駄をはぶくか」っていう視点に。

問題を解いているとき、無意識にしている無駄がないか。

例えば、無意識に顔や髪をひんぱんにさわるクセのある子。

筆算を用紙のあちこちに書いているために、途中から、どれがどの問題のものか分からなくなる子。

案外、たくさん出てきます。

そして「無駄をはぶく」もレベルが上がってくると、答を導く過程に無駄がないかということまで、意識するようになったりして。

いつも、どこかに「無駄がないか」って意識して、それを取り除く。

これをやることで、確実に計算スピードは上がってきます。

“成績優秀ロード”をまっしぐら。

スピードを上げて走ってください。

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