出題範囲の縮小と問題点
先日15日付の新聞紙上で東京都をはじめ、一部都道府県の来春行われる高校入試の出題範囲縮小が報じられました。
私は現在、地元の西宮市で学習塾の開業を準備している身。
少なからぬ関心をもって内容を見ることに。
今回、出題範囲についての対応を発表したのは、東京都、北海道、茨城、長野、愛知、奈良、長崎。
我が、兵庫県は、まだ発表がない。
発表内容として、7都道県中、茨城と愛知は縮小せず例年通り実施。
北海道はなるべく早く、長野と長崎は7月中に公表とのこと。
東京では主要5教科の、奈良は数学・理科・社会の3教科について、中3の後半に学ぶ一部を除外するとしている。
ここで学習塾の講師という立場で考えたことをひとつ。
それは、出題範囲を縮小した東京、奈良にしても、縮小することなく例年通り実施とした茨城、愛知にしても、それは入試問題の出題範囲のこと。
中学校の学習指導要領の内容である以上は、出題範囲の縮小とは関係なく、在学中に習得することが前提ということは変わらない。
だから、出題されるされないにかかわらず、どの時期に授業するのかという問題はあるとしても、「授業そのものをしない」という選択肢はないってこと。
そうなると難しい問題が!
出題範囲を縮小した都や県の生徒が出題されない単元の学習に身が入るとは思えない。
出題範囲の縮小をしない県は夏休みの活用、土日の補習等を当て込んでいるにせよ、例年以上の詰め込みとなることは否めない。
学校の先生も今年は例年以上に大変な年。
特に3年生担当の先生の大変さは、察するにあまりあるところ。
そこで私も、
学習塾の立場で、「何が出来るか!」
真剣に考える所を明日からのブログで、綴ってみたいと思います。