学習塾の先生が考える高校受験の内申点について②

学習塾の先生が考える高校受験の内申点について①

前回に続き、学習塾の先生が考える高校受験の内申点のお話、パート2です。

兵庫の公立高校入試の合否を決める判定は、内申点250点、本試験250点の合計500点で行われます。

内申点の計算は通知表評価の5段階をもとに

主要教科     副教科
5点×5教科×4倍+5点×4教科×7.5倍=250点

本番の試験は
100点×5教科×1/2=250点

この計算方法を見ていると、学習塾の先生として生徒さん達のモチベーションアップのために、色々と考えます。

まず目につくのが、本番の試験は500点満点を1/2に圧縮している!

となると同じ高校を受けるAさんとB君に内申点で10点の差があると、本番の試験で100点満点で20点を超える差をつけないと逆転できないと。

これは結構、「キッツイナ-!」と思うでしょ。

それともうひとつ。

主要教科の通知表評価点数を4倍にするのに対して、副教科は7.5倍にもすること。

副教科は本番の試験で評価出来ない分、内申点のところで2倍近い配点になっている。

ここで学習塾の先生としては、当然に生徒さんへこう言ってゲキをとばします。

「僕って音痴だから歌はぜんぜんダメ。さっぱりうまく唄えない!」。

「私は、運動神経がとんでもなくワルイから、体育の授業はホント嫌い!」。

なんて「言ってる場合じゃないぞ~」って。

たとえ周りの生徒に笑われようと、大きな声を出して精一杯、大真面目に唄う。

転んで、ひざ小僧を少しすりむいて、ちょこっと血がにじむことがあれば、「ここはチャンス!」

とばかり懸命に走り、ボールを追っかけ、マジメとヤル気を猛アピール。

これで担当の先生が評価してくれないはずがない。

しっかり、通知表評価3は確保デキル。

あと、1.2学期期末の筆記試験を頑張れば、苦手な副教科でも、なんと「4」が見えてくるってもの。

とにかく内申点は「通知表の点数」を、ひたすら「かき集める」ってことに集中する!

本試験50%・内申点50%という「ありがたい」兵庫方式を、フルに生かして

「合格」を勝ち取れ!!!

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