“できる”の基準が下がると待つ危険性

テストのたびに

テストが終わるたびに聞かれる声。

「テスト勉強の時はできてたんやけどな~」「本番になると何でか上手くいかんねんな」という、子供なりの言い訳の数々。

「もう何度聞かされたんやろ」と不安になる保護者の方。

以前のブログ(本番の強さ=準備力=???)でもお話したように、本番で思いっきり力を出せる準備をどうすれば出来るか。

試験ごとにはとっても大切なトコロです。

それに対して今回は、「それ以前の問題」というお話をひとつしたいと思います。

それは「テスト勉強の時は出来てた」っていうのはホントかぁ?。そんな気になってただけじゃないんかぁ?。ということついて。

平均点未満の子の実体

毎回のように平均点未満の点数を取る子の言う“テスト勉強の時は出来てた”っていう言葉はウソとは言えない。ただ、“出来てた”の基準が問題。これがかなり低い可能性があるんです。

例えば

ケース1.

数学や理科の問題で分からない問題が出てきたとき、割とすぐにちょっとだけ解説を見て、ヒントを得た状態で問題を解いている場合。

ケース1.の問題点

本人は最初にチョット見ただけだから、ほぼ自力で解けたと錯覚してしまっている。でも、その最初のきっかけを自力でつかむのと、解説を見てつかむのとでは、天地の開きがあるんです。

この差はとっても大きい。

この結果、「テスト勉強では出来ていた」のが「本番のテストでは出来なかった」という思いにつながっている可能性が高いんです。

ケース2.

丸つけの仕方が甘い場合。

ケース2.の問題点

“点数の低い子ほど自分に甘い”という性格は、普段の丸つけのときにも顔をだします。

連発する計算ミスも「やり方はわかってるから」と安易に考えてしまう。その結果、本番でも同じことを繰り返してしまっている。

結論

上のケース1・2の例にあるよう“できる”の基準が下がってくると、「テスト勉強の時は出来ていたのに」という印象だけが強くなり、その原因は見えにくいものになってきます。

そうならないためには、どうするか?

それは自分の中で、

“できる”の基準を下げないこと。

“本番に弱いタイプ”という言葉に逃げなこと。の2点を守ることが大切です。

少しでも解説を見て解いたのなら、それを自覚する。計算ミスが多いのなら、それを改善する策を考える。(ケアレスミスの正体)参照

こういったことの積み重ねが、「テスト勉強の時は出来るのに本番になると・・・」という現状を打破するきっかけになります。

テストで良い結果を確実に出すために丁寧な学習をおねがいします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA