受験生ならば
主要5科目と言われる英語、数学、国語、理科、社会。
この5教科すべてが大好きという生徒。
そんな生徒は、これまで自分の学生時代、学習塾の講師時代を通じて、お目にかかったことはありません。
でも全教科得意と思っているかどうかは別にして、好成績&高得点、通知表評価オール5という生徒は、たまにいました。
だから好きでなくても、好成績をあげることはできるはずなんです。
「なに? 僕は好成績まで望んでもないし、取れるとも思ってない。平均点レベルで充分やって!」
「それなら尚、出来んとおかしいやろ!」
人は下手に余裕があると、なかなか本気にはなれない。
中学も1,2年生の間では、たしかに嫌いな科目や苦手な科目に食いつこうにも食いつけないのは無理ないところ。
ただ、今や受験生となると話は別。
嫌いな教科であっても、苦手な教科であっても取り組まなきゃ「合格!」の二文字が見えてこない。
そこで今日は嫌いな科目や苦手な科目に取り組むときに是非、心がけてほしいことについてお話します。
目的と目標点
嫌いな科目や苦手な科目に、イヤイヤであっても取り組もうという訳ですから、なんとか挫折しないために目的、目標をはっきりさせることから始めます。
目的は何か?これは、ハッキリしてます。
志望する高校に合格する!これ1本です。
目的がはっきりすれば、そこから考えることは戦略になる。
なにせ嫌いな教科や苦手な教科ですから、戦略上の付き合い方を間違えると、得意な教科の足を引っぱったりして、共倒れということになりかねない。
そこで戦略上、考えることは5教科全体の兼ね合いから、合格に必要になる目標点を明確にすること。
明確にした目標点を元に、出来るだけ短期間に一気に片づけるイメージを持って、学習計画を立てること。
決して“一日に何時間勉強する”とか、“一日に何ページ問題集をやる”といった計画にしないこと。
そこは嫌いな科目や苦手な科目のこと。
時間ありきでは中身の薄いことをタラタラやることになり易いし、1日に問題集何ページでは挫折しやすい。
それならば、ドウスル!。
これを明日、多くの生徒が苦手としている理科を例にお話したいと思います。