理解をさまたげる原因とは
小学校算数の最大の難所はどの単元か。
その一つとして昔からよく挙げられるのが「割合」です。
これまでも毎年のように保護者の方から、「割合でつまづいてるんです」という悩みを聞いてきました。
当たり前のように理解している大人からすれば、「割合」がワカラナイという子供に対して、なぜワカラナイのかが分からないというところかも。
でも、ワカラナイというのが分からないなんて言ってられないのも事実。
なにせ厄介なことに「割合」は、小学生の間だけでなく中学、高校、さらには大人になってまでも、確実に必要な知識です。
だからこの「割合」に関しては、子供たち得意のお決まり文句、「こんなん将来使わへんやん」がいっさい通用しないのです。
でも毎年のように、これだけ「割合」に苦手意識を持つ子が多いということは、何か原因があるはずです。
そこで今回、多くの子供たちが苦手意識を持つ「割合」について、理解を妨げる原因を探って
いきたいと思います。