1周まわって

オンラインかオフラインか

今年、新型コロナウィルスの感染が拡大するなか、教育業界でスポットライトを浴びたのが“オンライン授業”。

これまでも対面授業ではない映像を使った授業の導入を行っているトコロはありましたが、これほど映像で授業が受けられることを有り難いと感じることはなかったと思います。

対面授業が行えない状況下でも、歩みを止めずに済む技術がある。

これは素晴らしいこと。

しかし、今の時代ならではと言えるこの恩恵を、恩恵としてのみ受け取れない風潮が悲しいところ。

やはり“オンラインvsオフライン”という対立構造が出て来てしまいました。

そこで今回、対面授業も再開された今、この“オンラインvsオフライン”という構図に対する私の考えを、お話したいと思います。

長所と短所を見極める

オンラインに対しては、“自分の好きな時間に授業が受けられる”、“行き帰りの無駄な時間を省ける”などのプラス意見があります。

逆に“生徒が怠けてしまってもそれを止めづらい”、“悪気がなくても、ウトウトしていて集中出来ていない生徒をどうするか”等のマイナス意見も当然あります。

これに対してオフライン授業はどうか。

やはり“生徒の表情がハッキリ分かるだけに、指導しやすい”というプラス意見。

逆に“こういう状況のなか、感染リスクを感じる”というマイナス意見も。

むろん、両者の長所・短所はこれ以外にもいくつもあげられている。

ただ問題はそれぞれに一長一短がある中で、どちらが良いかなんて議論をすることに意味はないし、賢い考え方とは言えないということ。

大切なのは、この状況から“何を学ぶのか”ということです。

自分にとってどうなのかを瞬時に判断する力

長所と短所、いずれも併せ持つものが目の前に2つあるとき、いずれを採るかをどう選択するか。

色々と考えるかもしれませんが結局のところ、“自分にとってどうなのか”が判断基準になると思います。

自分にとっての長所・短所を書き並べてみた結果、長所の多いほうを選択するしかありません。

そんな選択の場で必要になる力。それが“分析力”です。

今回の話もそうですが、物事には必ず長所・短所が存在します。それを分かった上で選択する場合、選択出来るだけの判断材料が必要です。

物事の良いところと悪いところを冷静に見て、それを選り分ける。

この力の有無が大きなポイントになるのです。

結論

今の時代、どの業界でも常に新しいモノがドンドン出てきます。

私たちはそのたびに選択を迫られます。

こちらを取るか、あちらを取るか。はたまた両方のいいとこ取りをするのか。

いずれを選ぶにせよ、必要になるのは“分析力”。

今回、教育業界で起こった“オンラインvsオフライン”という構図は、これを考える良い“きっかけ”になったと感じています。

 

 

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