高校入試 出題範囲縮小について③

コロナウィルスの感染流行からまもなく半年経過。

その期間のうち半分にあたる3ヶ月間、学校教育が停止するという異例の事態に見舞われた今年の教育現場。

受験生を抱える保護者の方々にとって不安の多い1年になっていると思います。

3ヶ月という決して短くはない休校期間中の“遅れ”。

これに対応するべく文部科学省から各自治体へ、来年度入試を実施するにあたってこのような状況を“配慮するように”との通達が出されました。

これを受けてこれまでに、都道府県独自の決定が発表されてきたところです。

我が兵庫県も7月に発表され、一般入試については例年通りの出題範囲で実施することが決定されています。

でも、この決定を聞いたからと言って安心している訳にはいかないのが今年の状況。

というのも今回の決定は国の決定ではなく、自治体ごとの決定です。

今後の感染状況によっては今回の決定が、二転三転する可能性がゼロではないのです。

予定は未定と同じ

上記のように兵庫県は現在、一般入試は例年通りの出題範囲で行うことを決定しています。

でもこれは、今現在の“予定”とも言えます。

もし、再び休校せざるを得ない状況になってしまったら、さらなる“変更”を余儀なくされるかもしれないのです。

そんな時です!柔軟な“対応力”が勝負を分けるのは!

常に様々な事態を想定しておく

例えば、一度は例年通りと決定した出題範囲が、縮小されることに変更となったら。

これを安易に“ラッキー”とするわけにはいかないのです。

削減された単元が“何か”がとても重要です。

ほとんど出題されていない単元なのか、それともほぼ確実に毎年出題されているような単元なのか。

後者であれば過去問の使用を含め、不都合が生じる可能性大です。(高校入試 出題範囲縮小について②)参照

さらに、浮いた時間を何に充てるのか。

学習計画の再度練り直しが必要になってきます。

せっかく出来た“時間”をプラスに使えるか、無駄にしてしまうのか。

この差は試験当日、確実に響いてきます。

結論

出題範囲のことがこの先、実際にどうなるかは今後の状況次第なので分かりません。

予定通り実施されるに越したことはない。

でも、今回のコロナウィルスの流行がそうであるように、予期せぬ事態は常に起こり得ます。

そんな時のために、日頃から色々な事態を想定しておかないと、いざという時の動き出しが遅れてしまいます。

今回、そのことを学べる絶好の機会と“前向き”にとらえて、この状況をしっかり乗り越えて行きましょう!

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