“勉強のやり方”。
“勉強をする場所。
“友達の付き合い方”などなど。
これらのことに対して、自分なりの“基準”を持っていますか?
特に“意識したことがない”という方は、とても危険。
小さなことに対してでも、自分なりの“基準”をもっているかどうかは、物事に取り組むうえで、とても大切なことです。
そこで今回、“自分自身の基準”を持つことの大切さについて、お話します。
人の話に踊らされない
例えば、東大に合格した人の多くが“リビングで勉強していた”という話を聞いたとしましょう。
こんな話を聞いて、すぐに影響されてはいませんか!?
東大生が“騒がしい空間で勉強していた”と聞くと、頭の中では“こうすることで集中力が養われる”と勝手に考えてしまっています。
そして、東大に受かるような生徒のやり方は“やっぱりすごいなぁ”とカンタンに思ってしまっているのです。
冷静に考えてみてください。
東大に受かったというのは“あくまで結果論です”。
実際、東大の受験者数の合計は毎年約9,000人で、それに対する合格者数が約3,000人です。
ということは、合格者は全体の約30%。
残りの70%ほどの中には、“リビングで勉強していたけど、不合格だった”という人も、たくさんいるはずです。
ここからわかること
人の話(合格体験記)を見たり、聞いたりするときは“自分にとってはどうなのか”という視点を常に持ち続ける必要があります。
先ほどの東大生の例もそうですが、結果を出した人の話というのは、その結果によって“すべて正当化”されたようなところがあります。
そのため自分にとって“取り入れるべきかどうか”を判断する基準がなければ、人の話に“流されまくる”ことになってしまうのです。
では、どのようにして“基準”を作るのか
難しく考える必要はありません。
自分の行動すべてに“理由付けする習慣を作るのです”。
人は、自分のやり方や行動に明確な“理由”がないと、他人の意見に左右されてしまいます。
“なぜ、その場所で勉強するのか”。
“なぜ、そのやり方でするのか”。
人に聞かれた時に、すぐに答えられるような“明確な理由を持った行動”を心がけましょう!。
結論
“自分自身の基準を持つ”というのは、大人になって社会で働く上でも“必要なことです”。
人の意見や考えを取り入れるべきところ。
自分のやり方や考えを貫くべきところ。
こういったことを判断する時、自分の中に“基準”がなければ、どうしょうもありません。
それには、学生である今が“絶好のチャンスです”。
一生使える“自分の基準”を作ってみてください。