実力テストは“実力”で受けるものなのか

“実力テスト”

受験生にとっては“耳の痛い言葉”ではないでしょうか。

定期テストではそこそこ点が取れるのに、実力テストとなると“サッパリ”。

ついには、“実力テストは範囲も広くて難しい試験だから、しょうがない”なんて言葉を聞くことも珍しくありません。

でも、本当にそうでしょうか。

“実力テストは、今の実力で受けるしかない”

今回は、そんな風に考えている生徒さんや保護者の方に向けたお話です。

定期テストとの比較

定期テストは“対策出来る試験”、それに対して実力テストは”対策出来ない試験”

こういった印象を持つ人は非常に多い。

おそらくその原因は,“テスト範囲の広さ”からきているのでしょう。

定期テストは範囲が限定されているので一時的な丸暗記でもある程度点が取れる。

いわゆる“対策可能なテスト”。

その“対策”が範囲の広い実力テストでは通用しない。

だから、実力テストは“難しい”。

こんな感じの流れになっているのだと思いますが、それが“そもそもの間違い”なんです。

実力テストも“対策可能”

確かにテスト範囲の面から見て、実力テストの方が定期テストよりも“負担の大きいテスト”であることは否定しません。

しかしです!

テスト範囲が広いからといって、点を取ることが難しい試験というわけではありません。

試験の“性質”をしっかり押さえてさえいれば、定期テスト同様、“対策は充分に可能です”

実力テストは“何を意識したテストか”

そもそも実力テストは“何を意識したテストなのか”。

それは“入試本番”以外にあり得ません。

つまりです。

実力テストとは、発想を変えれば、“本番に似せた作りの試験”と考えることが出来ます。

実力テストは、教科によっては業者に依頼した問題を使っている場合もあります。

ですが、学校の先生が作った問題であれ、業者の作った問題であれ、“本番に似せた作りになることに変わりはありません”。

ここに突破口があります!

以前のブログ記事

公立高校入試における過去問分析

“捨てる”という言葉の本当の意味

でも書きましたが、どんな試験でもある程度は“試験作りの定石”が存在します。

そうである以上、本番の試験に似せた作りになっているのであれば、本番の試験問題の内容を確認し、目標点を決めることで充分、“対策可能”というわけです。

結論

本当の意味で実力勝負の試験とは“抜き打ちで行われるようなものの事”です。

ここまでお話してきた事から考えても、実力テストとは“定期テストよりも範囲が広い”というぐらいのことで、決して対策出来ないような“難しい試験”というわけではありません。

そのことも踏まえて、ぜひ残りのテストも頑張ってください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA