3つのポイント
“定期テストと入試の違いは?”
こう聞かれると、普通に考えて“定期テストよりも入試の問題の方が難しいんじゃないの”。
そう思った方!
間違いではありませんが、そこまで“単純な話ではありません”。
今回は、“定期テストと入試の違い”について、3つのポイントを挙げてお話します。
ポイント①
まず1つ目が、“問題のレベル”。
ただ、これは“定期テスト”と“入試”を単純に比較したときの話ではありません。
それ以前に注目するのが、“学校間の定期テスト自体のレベル差”。
実は、同じ地域の中学校でも、定期テストのレベル差があることは、“よくあります”。
“平均的なテスト”を作る学校、比較的“点の取りやすいテスト”を作る学校、定期テストとしては、“難しめのテスト”を作る学校。
様々あります。
となると問題になるのが、比較的“点の取りやすいテスト”を作る学校に通っている生徒。
自分では“そこそこデキル部類”に入ると思っていたのが、入試レベルの問題を解いてみると“まったく歯が立たない”。
それで自信を失ってしまうなんてことも、なくはありません。
それだけに、絶えず“受けた試験のレベル”には、注意を払う必要があります。
ポイント②
2つ目が“採点”です。
学校の定期テストは、担当の先生方によって、各教科“採点されます”。
普段、読みづらい字を書く生徒たちには、そこに“多少の甘え”がある。
けれど、入試となると“万が一、読めないからバツ”なんてことになったらどうしようという気持ちから、誰でも丁寧に書くことを意識するはず。
実は、これが“一番危険”。
普段から“やり慣れていない”ことを本番でやろうとすると、必ず“時間が奪われます”。
“丁寧に書いていたら、時間が足りなくなった”。
こんな間の抜けたことにならない為にも、普段の定期テストから、“甘えを捨てる”ことを意識しましょう。
ポイント③
最後が“メンタル面”です。
定期テストは“数日間”でおこなわれますが、入試は一日で“全教科”実施されます。
となると、これも“よくあること”ですが、1教科目の出来が“思った以上に悪かった”場合、焦りから来る緊張がその後の教科に伝染していき、“歯止めがきかなくなる”ことがあります。
これも定期テストでは“味わえないこと”ですので、模試などを活用して、あらかじめ“経験しておく”必要があります。
結論
このように、“問題のレベル”以外にも、“定期テスト”と“入試”の違いは、“たくさん出てきます”。
大切なのは、入試対策をする時に、こういったことを意識して“出来ているかどうか”。
本番まで残りあと4ヶ月ちょっと。
“中身のある入試対策”を心がけて、頑張ってください!