“負けず嫌い”
個人的には、あまり好きな言葉ではありません。
そもそも、“負けることが好きな人”などいないだろうと思うから。
大切なのは、負けることを“嫌う”気持ちではなく、負けないために“どうするか”を考える姿勢です。
ところが、意外なくらい負けを“嫌う”だけで終わってしまっている人は多い。
そこで今回は、意味のある“負けず嫌い”について、考えていきたいと思います。
意味のない“負けず嫌い”
典型的なのが、行動が伴わない“負けず嫌い”です。
例えば、テストの返却時。
ろくに勉強せずに臨んだテストの結果が、案の定“悪かった”という生徒がいたとします。
こんな生徒に限って、友達に負けてたりするのが“嫌だから”と、点数を隠したがったりします。
でも、その場をしのぎきれば、それで終わり。
努力もせずに受けたテストの結果を恥ずかしがる割には以降、“その気持ち”をバネに勉強しようとするわけでもない。
これが、意味のない“負けず嫌い”です。
そうならないためには
負けを“嫌う”前に、負けないための“努力”を心がける。
テスト前はもちろんのこと、テスト後の“結果”に対する考察も“抜かりなく”やる!。
これが、何より重要です。
“負けず嫌い”の質を高める
そして、そこから徐々に“負けず嫌い”の質を高めていきましょう。
いつまでも低いレベルで“勝った負けた”を言っていても、仕方ありません。
そのためには、レベルの高いところで競うこと。
これがポイントです。
レベルの低いところでの争いは、勝っても負けても“全体から見れば同じレベル”。
そんなところで喜んだり、悔しがったりしても、“しょうがない”。
常に、“レベルの高いところ”で負けないために“どうするか”を考え続け、それを行動に移す。
それが、質の高い“負けず嫌い”といえます。
結論
“負けず嫌い”な性格であることは、勝負の場では“重要な要素”の一つかもしれません。
ですが、そこに“行動が伴っている”ことと、“高いレベルで競っている”こと。
この二つがポイントになります。
テスト返却時、30点台の生徒と40点台の生徒が、“負けず嫌い”と言いながら争っても、“意味がありません”。
どちらも入試本番では、“合格点に達していない”。こんなことにならない為にも、負けを“嫌う”だけで終わらない。
これを意識して、今の“努力”を続けてください!。