“この単元は暗記中心の内容だからラク”。
“覚えたら済む単元から優先して進めていけ”。
勉強が苦手な生徒ほど“よく聞くセリフ”ではないでしょうか。
このように、“暗記=ラク”という発想は、誰にでもあります。
しかし、その暗記も、“興味のない話を大量に”となると話は別。
苦手な教科は、“暗記すら出来ない”というのが現実のはずです。
そこで今回は、暗記分野とされる中でも特に暗記量が多い、中学2年で習う“人体の話”をテーマにお話させていただきます。
暗記を前提にしない
前述した通り、中学2年の生物分野では、体の構造や、その働きについて学んでいくことになります。
医学的とまで言うとオーバーですが、聞き慣れない言葉も多数出てくるので、暗記するのも一苦労といった感じの単元です。
それだけに、はじめから“暗記を前提にしない”という姿勢を、まずは大切にしてください。
というのも、人体の構造や働きは、非常に理にかなっています。
そのため、一つの“流れ”を作って、理路整然と話を進めることは可能です。
あとは、その“流れ”に乗っているだけで、最後まで無理なく学習を進めていけます。
いかに“流れ”に乗るか
ただ、問題は、どうやってその“流れ”に乗るか。
流れに乗れていない状態では、単に覚えることが多いだけの“厄介な単元”になってしまいます。
だからこそ、相手の聞く姿勢が整っていない段階で、知識について“あれやこれやと言う”のは意味がありません。
では、どうするか。
“疑問”から“きっかけ”をつかむ
身近な疑問を一つの“きっかけ”にします。
具体的にいくつかご紹介いたしましょう。
例)なぜ、人は呼吸するのか。
食べたものはどこに行って、どうなったのか。
運動した後は、なぜ心拍数が上がるのか。
ここでは説明を省略しますが、どれも身近にある“疑問”です。
まずは、こういった疑問をきっかけに、抵抗を減らしていくことを意識します。
心臓の働き、酸素の役割、消化の流れ、などなど。
ちょっとした“疑問”からでも学べることはたくさんありますし、それがやがて、“線”となってつながり始めます。
結論
“たかが暗記、されど暗記”。
ダラダラと時間をかけるわけにもいきませんが、“テキパキ覚える”というのも苦手な人にとっては酷な話。
そんな時には、まず“身近な疑問からきっかけを掴む”。
それを意識して、取り組んでみてください!