視点を変える力

“問題集を使ってたくさん演習したのに、思うような結果が出なかった”

努力の過程において、このようなケースはよくあることだと思います。

では、こんな時に“みなさんはどう考えますか?”

まだまだ努力が足りなかったと考えるか、それとも投げやりになって途中で諦めてしまうか。

最終的に目標を達成しようと思ったら、ここがターニングポイントになります。

そこで今回は、思うような結果が出なかった時、考えていただきたいことについてお話します。

練習と本番の違い

まずは、それを考えてみる必要があります。

問題集を使った演習というのは、習ったことについて理解出来ているかを確認するために行います。

つまり、全員が出来るにこしたことはありません。

ですが、本番の試験は違います。

仮に全員が当たり前のように出来て、高得点者続出なんてことになったらどうでしょう。

“差がつかない”ことになってしまいます。

これでは試験としての役割を果たしているとは言えません。

つまり、練習と本番では、やる目的が違うということです。

“相手がいる”という意識

では、本番の試験で意識すべきこととは、何でしょうか。

それは、“相手がいる”ということです。

前述したように本番の試験では、みんなが高得点を取るような状況は、避けなければいけません。

つまり、意図的に高得点者が続出しないような作りに“工夫”しているということです。

この“工夫”を無視した状態で問題に取り組んでいる生徒ほど、練習と本番の間にあるギャップに悩まされることになります。

身に付けたい力

そうならないようにする為には、使用する“問題集”にこだわってください。

学校で使用している問題集というのは、基本的に学習したことの“習熟度”を測るための物です。

もちろん、それが出来ていなければ話になりませんが、それだけでも不十分。

そこで、もう少し踏み込んで、実際の入試問題を使って作られた形式の“問題集”を1冊、選んでください。

入試問題というのは、先ほど言った“工夫”が随所に見られます。

これを使って演習することで、練習と本番の間にあるギャップを埋めることが可能になると思います。

結論

思うような結果が出なかった時、安易に努力不足と決めつけるのは良くありませんし、途中で投げ出すのは“もっとよくありません”

原因はどこにあるのか。

それを考えることは、将来、社会に出て働く上でも大いに役立ちます。

今回の記事が、少しでもその参考になればと思います。

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