“同じ意味(内容)になる文に書き換えなさい”。
文法問題の中でも、特に苦手な生徒が多いタイプの問題です。
ところが、この手のタイプの問題を得意とする生徒も一定数はおり、ラクに得点源にしているのも事実なんです!。
一体、“両者のどこに違い”があるのか。
実は、ある“視点”の違いがこの差を作っているんです。
そこで今回は、両者の“差”を分ける“視点の違い”について、お話していきたいと思います。
同じ意味(内容)を表す文とは?
“視点の違い”とは、ズバリ言うとどこにあるのか。
それは問題文の“同じ意味(内容)になる文という箇所の捉え方”にあります。
この手の問題を苦手とする生徒は、“書き換え=創作”という考え方をしてしまって、必要以上に難しく感じてしまっているんです
では、得意な生徒はこの問題を、どう捉えているのか。
それを見ていきます。
創作力は必要ない!?
“同じ意味(内容)になる文”というのは、同じような文を新しく作れと言われているわけではなく、この文と同じような意味になる文を“習っていますよ”ということです。
つまり、それを“そのまま書けばいい”というだけのこと。
得意な人はそれを知っているから、ここを得点源に出来るのです。
必要となる“視点”
ということは、勝負の分かれ目はテスト中ではなく、“授業中にあります”。
例えば授業の中で、この文は別の文法を使うことで、似た意味の文に“書き換えることが出来る”ということを習ったとします。
まずは、それをしっかり理解するようにしましょう。
少なくとも、その文は“書き換え問題に出ますよ”と言われているのと同じです。
実際、“書き換え問題”というのは、知っているか、知っていないかだけの話。
それを忘れないでおく必要があります。
結論
英作文であれ、書き換え問題であれ、実際のところは“創作性”などはほとんど必要ありません。
武器となる知識を使える形で身に付けられているか。
大切なのは、それだけです。
それを実践するにあたって、“表現法を増やす”という意識を心がけるようにしてみてください!