中学数学 実は“お得”な図形分野

“図形”

この言葉をきくと、ニガイ表情になる生徒は多い。

計算は“単純”。でも図形は“複雑”。

こんなイメージは、数学が苦手な生徒ほど多いように思います。

もし今、自分の中に“計算は出来るけど、図形がなぁ”という気持ちがあるようなら、これはチャンスです。

実は、図形分野は計算分野よりも“お得”な要素の多い分野なのです。

計算分野に自信があるようなら、この図形分野の“お得ポイント”を押さえることで、数学を一気に得意教科に出来る可能性すらあるのです。

今回は、そんな図形分野の“お得ポイント”を3つ紹介します。

お得ポイント①

1つ目のお得ポイントは“部分点があることが多い”ということです。

計算問題なら、どんなに惜しくても最終的に出た答えが間違っていたら不正解。

符号のミスも許されません。

それに対して図形分野は、証明問題などが記号選択形式で出題されることが多い。

記号の穴埋めが5問出た場合、そのうちのいくつかの記号が合っていたら、全問正解でなくても、合っていた部分は得点になるのです。

お得ポイント②

2つ目のお得ポイントは、“実は小学生の時に習っている知識が多い”ということです。

中学生の“図形”と聞くと、小学生の時より難しくなっているイメージがあるかもしれませんが、実はそんなことないんです。

図形の性質など、小学生の時に習った知識をそのまま使っていることが多い。

おまけに、なかには小学生の時より“ラク”になる方法を学べたりもするんです。

例をあげると、円に関する問題なんかで小学生の間は、毎回のように円周率3.14をかけていたところが、中学生ではどうなるか。

なんと“Π(パイ)”という文字を使うことによって、3.14をかける計算がなくなり、断然ラクになるのです。

お得ポイント③

3つ目のお得ポイントは、“応用問題になっても、使う知識自体は簡単なものばかり”ということです。

応用問題になっても、基本的にはこれまでに習った知識の組み合わせです。

パズル感覚で組み合わせのパターンを覚えていくと、“同じことの繰り返しだな”と思える時がきます。

そこまで来ると、図形は“ムズカシイ”というイメージが、徐々に拭い去られてきていると思います。

結論

このように図形分野は“お得なポイント”が多いです。

そのことを知らないまま“食わず嫌い”になっていたりすると、とても“モッタイナイ”結果になっていることが多々あるのです。

“嫌い”が“好き”になるとまでは言いません。

でも今回、お話しした“お得ポイント”を知っていることは、今後の学習に際して、少なからず役立つところが出てくると思います。

 

 

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