学習塾の先生版 時間の上手な使い方

夜更かししていないですか

つかの間の“夏休み”。

たった2週間とは言え、この期間で生活リズムが乱れてしまった生徒も、少なくないと思います。

いつもより少し遅くまで起きていて、“夜更かし”。

そんなちょっとしたことの積み重ねが意外に大きい。

学校の再開後、乱れたリズムを修正するのはなかなか大変です。

夏休み期間であっても、出来るだけ本来の生活リズムを維持できるよう心がける必要があります。

しかし、今回の話は、そういった明らかにマイナスと分かる“夜更かし”についてではありません。

一見すると“頑張っている”ように見える“夜更かし”につて。

それも“マズイ”というのが今回のお話です。

“夜”という魔力

“夜中に勉強すると集中出来る”。

“夜は落ち着く”。

勉強する時間が夜遅くになりがちな生徒がよく言う“理由”です。

夜は回りの人達が寝静まることで、昼間のような騒々しさがなくなるのは確かです。

その結果、昼間よりも“落ち着いた空間”が出来あがるのは事実。

勉強にも集中できそうです。

しかし、チョットここで考えてください。

回りの人達が寝ている時間というのは、あなたにとっても“そうあるべき時間”です。

人間は一定時間の睡眠をとらずに動き続けることは、出来ない生き物です。

ということから考えると、その時間を“削る”ということは必ずどこかに“しわ寄せ”が来るということです。

どこに“しわ寄せ”がくるか

学生の場合、昼間は学校で授業があります。

すると当然のこと、ここに“しわ寄せ”が来ます。

夜にしっかりと睡眠をとっていなかった分、昼間に“メチャクチャ眠い”という状態になってしまいます。

そうすると どうなるか

夜中に頑張るくらいですから、“ヤル気”があることは分かります。

でも、せっかくのその“ヤル気”が伝わらない。

本来、しっかり起きて聞いていなければならない授業中にウトウトしている。

それを見た先生はどう思うか。

ほとんどの先生は“しっかりしろ”という気持ちになるでしょう。

中には極少数、“夜遅くまで頑張っているのかな”って考えてくれる先生もいるかもしれませんが。

ただ、いずれにしてもこの状況が“プラス”に評価されることはありません。

そうなると、せっかくの“努力する気持ち”も、本末転倒ということになってしまいます。

同じ“勉強時間”でも“成果”は大きく変わる

例えば2時間の勉強をするとき。

夜中にやっても、早起きして学校に行くまでの時間にやっても、同じ“2時間の勉強”をしたことに変わりはない。

でも、その“2時間の勉強”から得られる“成果”は大きく変わります。

しっかり睡眠をとってスッキリした頭の状態でやる勉強と、ねむい目をこすりながら無理して頑張る勉強。

どちらが効果的かは言うまでもありません。

しかも上述した通り、無理な夜更かしは必ずその後に悪影響を及ぼします。

結論

学校の成績はテストの結果だけで決まるわけではありません。

普段の生活態度も評価対象に入ることはご存知の通りです。

にもかかわらず、せっかくの頑張ろうとする気持ちが先生に伝わらないばかりか、悪い印象にまでなったんでは、あまりに“モッタイナイ”。

そうならないために“夜更かし”は禁物。

夜遅くに勉強したりせず、“上手な時間の使い方”を意識して、取組んでみてください。

 

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