ある程度の計画を立て、それに基づいて努力をし、結果を求めようとする時、障害となるものがあります。
それが人の“感情”です。
例えば、模試で思ったような結果が出なかったとき。
“やっぱり、自分には志望校の合格は無理なんじゃないかな”。
“こんなことして、何の意味があるんだろう”。
時に人は感情的になり、こんな風に考えます。
そして、その“感情”が自分の歩みを邪魔してしまうのです。
でも、試験事に限ったことではなく、スポーツでも仕事でも、最終的に結果を残せる人は、自分の“感情”と付き合うのが上手いのは確かです。
つまり、良くない流れといかに向き合うかを心得ているのです。
そこで今回、結果を出すためには必ず必要となる“感情との付き合い方”について、お話します。
感情をコントロールできていないと
ストレスが貯まってイライラしたり、落ち込んだりしている時、作業効率は圧倒的に下がります。
ずっとモヤモヤした状態が続き、目の前のことに集中出来ていないのです。
それならば、どうするか
①“感情は抑え込まず、適度に吐き出す”
マイナスの感情は、心の中に溜め込んでいてプラスになることはありません。
感情を上手くコントロール出来る人は、概ね上手にそれを吐き出すための術を持っています。
例えば、“思ったことを紙に書き出す”。
活字にすることで客観的に今の自分の気持ちに向き合うことが出来、心の整理がつくことも多い。
ただし、吐き出し方として、注意したいこともあります。
それが“友達に聞いてもらう”というやり方。
自分の感情を整えるために人に話を聞いてもらう場合、話の大部分は何かしらに対する愚痴であることが多い。
これは、聞かされる相手にとっては、とても疲れるものになるでしょう。
しかも、先に行って逆に今度は友達の話を聞く側に回ることになることも、充分にあり得ます。
そうなると、お互い様とは言え“しんどいな”と感じるのは自分ということになってしまう。
要するに、自分の感情をコントロールするのに人を頼るというのは、賢いやり方とは言えないのです。
②“今の状態を長期戦の一過程と考える”
出た結果に対する反省はもちろん必要です。
しかし、心の中で“これは一つの過程”という気持ちを忘れてはいけません。
目先の結果だけに着目してしまうと、どうしてもその結果に気持ちが左右されてしまい、視野が狭くなってしまいます。
最終的な結果が出るまでは、良い意味ですべて”過程”という気持ちを忘れずに!
③”心のよりどころを持っておく”
どんな人でもそうですが、物事に取り組んでいる時には、調子がいいときもあれば、悪い時も当然あります。
そんな時、良くない気持ちの流れをリセット出来るような、”心のよりどころ”を持っていると、我が身をかなり助けます。
テレビを視る、本を読む、音楽を聴く、何でも良いんです。
短時間で気持ちをリフレッシュ出来る“お気に入り”を見つけておきましょう。
ただし、ゲームなどのように短時間で済まない中毒性のあるものは止めましょう。よりどころに決してならないですから!
結論
ジェット機は長い滑走を経て、離陸直前に最も大きな負荷をエンジンにかけることで空中へ浮かび上がると言います。
やれどもやれども、良い結果が出ない。
そんな時こそ、もしかしたら大きく成長する手前まで来ているのかもしれません。
滑走路を離れて空中に飛び出すジェット機のように、大きな結果が出るのかもしれない。
そんな時、一時の感情でそれを棒に振ってしまってはモッタイナイ。
そうならない為にも、自分自身の”感情”と上手く付き合い、それをコントロールする術を身に付けることは、勉強することと同じくらい大切です。
今回のブログ記事の内容が、努力を続ける生徒達にとって参考となれば嬉しいです。