学習塾の先生が考える高校受験の内申点について①

「大学受験」、「中学受験」になくて「高校受験」にあるもの。それが内申点。

普段の学習態度、テストの成績などからつける5段階の通知表評価から計算された、高校受験での持ち点です。

兵庫の公立高校受験では、内申点250点、本番の試験250点の合計500点満点で合否判定が行われます。

内申点が評価の50%を占める!

これは全国的に見ても、非常に高い。

これが兵庫の公立高校受験の戦い方を決めるとても大きな特徴です。

では、内申点は中学3年間のいつの成績をもとに計算するのか。

兵庫県では3年の2学期です。

2学期の成績は、1学期と2学期を通算して付けますから、実質は1、2学期通算の成績が対象です。

だったら、「3年生になったら頑張ろう!」という残念な生徒。

その残念な生徒のうち、根は賢くて出来る生徒だけはなんとかなるかもしれません。

でも、それは少数派。

大半の残念な生徒は残念なまま終わります。

学校の勉強のかなりの部分は積み上げ教科。

元々、出来る子ならまだしも、しっかり怠けぐせのついた子は、頑張り方すらわからないっていうのが現実。

おまけに3年生は、定期テストに加え、年に数回の実力テストがあります。

そうなると、ほとんど月に1回のペ-スでテストです。

積み上げ式の教科の勉強は、「今、出来ないところは、出来なくなったところまで戻ることが大事」と言われても殆ど手遅れです。

テストに追われる3年生は、戻って復習するだけの時間が、グンと減ってしまっているのですから。

「もう少し早くやってればなあ」って思うのが人の常。

高校受験は一生一度! 

「内申点で50%が決まる!」というのが兵庫の公立高校受験制度。

だったら、これを最大限に生かして「先行逃げ切り」。

そのために1.2年の取り組みを大切に、コツコツとガンバロ-!

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