変則的な行事予定
ご存じの通り、今年は新型コロナウィルスの影響から、各中学校の行事予定が例年と比べると“変則的になっています”。
近隣の中学校(瓦木中・甲武中・甲陵中)の行事予定によれば、定期テストに関しては、例年とほぼ同じ時期に行われるようです。
ちなみに自分の出身校である瓦木中学校では、中間テストは10月8(木)・9(金)、期末テストは11月18(水)・19(木)・20(金)となっています。
しかし、テスト範囲の広さや内容に関しては、例年と比較して“多少の違いが出る可能性はあるでしょう”。
春先から予期せぬ事態の連続ですが、こんな非常時にこそ“その人の人間力が試されている”と言えます。
そこで今回、非常時にこそ“意識しておきたいこと”についてお話します。
注意が必要な“学年”
過去のブログ記事(中2生 1年もあるではなく、1年しかないと考える)でも書きましたが、本当に注意が必要なのは、受験を控える中3生よりも、むしろ下手に余裕を感じてしまう中1,2生の方と言えます。
受験生である中3生は、否が応でも“切羽詰まった感覚がある”ので、誰でもある程度は頑張ります。
問題は、今の非常時を“他人事に感じてしまいかねない学年”である中1,2生の方が“ある意味で危険”です。
中1,2生に待つ“未来”
まず、今年に起こったマイナスの影響は、少なからず来年に“しわ寄せが来ます”。
“変則的な行事予定”、”いつもより速い授業スピード”、“例年と異なるテスト範囲”等々。
今年に出た影響はたくさんあります。
その“しわ寄せ”が、何らかの形で来年に響いてきます。
もっと言えば、来年も今年と同じような状況であるかもしれません。
例えば、今年スポーツの世界では“オリンピックが来年に延期される”という予期せぬ事態が起こりました。
年齢的に考えて、これがラストチャンスという選手の方にとっては、“何とも言いようのない不運”です。
一方で、仕切り直して“来年また頑張ろう”という選手にとっても、“オリンピックが来年に無事開催される保証”はどこにもありません。
これは教育現場でも同じことが言えます。
つまり、今年に受験生となる現中3生だけが“不運というわけではない”ということです。
だからこそ、こんな時どう思えるか
“今年、受験生じゃなくてラッキーと思うのか、それとも”来年もどうなるか分からない”と、今の状況に真摯に向き合えるのか。
来年の状況がどうなっているかは、今のところ誰にも分かりません。
ですが、この両者の“非常時における考え方の差”は、これからの過ごし方に大きく影響し、その過ごし方が来年の自分の状態に直接結びつきます。
結論
今年起こった事態に対して“他人事にしか思えなかった人”は、おそらく来年も世の中の状況に関わらず、“脳天気な日々を過ごすことになります”。
そして、それが受験に大きく影響することは言うまでもありません。
そうならない為にも、非常時こそ“他人事”ではなく“自分事”として物事を考えることを、意識していきましょう!。