短所の取り扱い

“自分の長所と短所を答えてください”

入試の面接、新学期の自己紹介、就職活動などなど。

これは、人生のあらゆる場面で聞かれる質問の一つではないでしょうか?

こんな時、長所と比べると短所の方が、割合と簡単に次々とでてきます。

誰だって自分で自分の良いところを言うよりは、足らざるところを口にする方が簡単ですから。

けれど、そんな方々に質問です。

“自分で口にしたその短所、その後どうしていますか”。

こう聞かれると“ギクッ”と思う方も多いかもしれません。

ともあれ、短所も“言いっぱなし”では意味がありません

そこで今回、自ら口にした短所を“その後どうするか”について、具体的な話を一つ、紹介させていただきます。

短所は“なかなか克服できない”

例えば、“単純な性格である”ことを、“物事を深く考えることが出来ない”という点で短所と感じている人がいたとしましょう。

これを克服するには、どうしたらいいでしょうか。

そこには“原因の追及””その原因を潰すための具体案”“それを実際に行うだけの行動力”などなど、非常に多くのステップが求められます。

そう考えると、短所がそのまま放置されているこが多いのもうなずけます。

それでは、どうすれば良いのか。

ここで、“短所”に対する考え方を変えてみます。

長所と短所は“表裏一体”

長所と短所を別物として考えている方も多いですが、実はそんなことはないのです。

先ほど、例として使った“単純な性格で、物事を深く考えることが出来ない”という短所の場合。

これは言い方を換えれば“素直に人の話を聞ける人”とも言えます。

こう言うと、先ほどまで短所だった話が一転、長所に聞こえてきませんか。

このように、長所と短所は“表裏一体”と考えることが出来るのです。

“短所=直すべきこと”という考え方を捨てる

“表裏一体”という考え方から短所を長所に置き換えることができたら、あとはそれを伸ばすことだけを考えます。

“単純な性格”であっても、素直に人の話を聞ける人は“そのことによって、どんどん力をつけられる可能性があるのです”。

そうすると力をつけたことによって、自然と物事を深く考えることも出来るようになってくる。

つまり、長所を伸ばしたことで、自然と短所も克服することが出来るというわけです。

結論

“物事を深く考えることが出来ない”と感じている人が、“それならば、どうするか!”なんてことを深く考えられるわけがありません。

それだったら、思い切って発想そのものを変えてしまった方が手っ取り早いんです。

短所も書き挙げているだけでは意味がありません。

今回の話が、“短所克服の一例”として参考になればと思います。

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