以前のブログ記事(学習塾の先生版「時は金なり」)
で、時間はお金と同様に“有限である”というお話をさせていただきました。
今回は、その“発展版”です。
日常生活において“試される瞬間”を見ていこうと思います。
時間をとるか、お金をとるか
例えば、スーパーに買い物に行くとき。
1軒ですべてを揃えたら“3,000円かかってしまう”。
ところが3軒ほど回れば、同じ物を買ったとしても“2,700円で買える”とします。
ただし、買い物にかかる時間は、1軒の場合は30分で済むところ、3軒回ると1時間かかる。
この場合、あなたなら“どちらをとりますか?”。
要は30分という時間を300円で“買うか、買わないか”というお話です。
時間をお金で“買う”という感覚
“同じ物を買うなら、少しでも安いところで”と、スーパーを2,3軒はしごする。
真っ当と言えば言える感覚です。
70円で買えるものを100円で買うのは“バカらしい”。
当たり前だと思います。
ですが、一つ“注意点もあります”。
それは、スーパーを2,3軒はしごしている間に、時間を確実に“消費している”ということ。
先ほどの例で言えば、1軒ですべて済ませれば、2,3軒はしごした場合よりも30分の時間的余裕が生まれます。
その時間を“家事の合間の息抜き”や、“単純に体を休める”ことに使う。
すると300円分の“元は充分に取れる”。
こうした考え方も出来るということです。
受験勉強も基本的には同じ
これは“勉強”にも同じことが言えます。
“本屋で参考書を買う”。
“塾に通って授業を受ける”。
これらはすべて“時間をお金で買っている”のです。
自分ではよく分からないことを“分からないなりに試行錯誤する”ことに時間と労力を使うのなら、分かる人に聞いた方が早い。
自分が勉強する時でも、子供に勉強を教える時でも、そういう場面は多々あります。
そう考えると、スーパーの例と“理屈は同じ”。
要するに、人が持つ知恵や知識をお金で買うことで“時間的余裕が生み出せる”というわけです。
結論
時間とお金の間には“決定的な差”があります。
それが“増やせるかどうか”ということ。
時間はどんなに頑張っても、“減る”ということしかしません。
1日で言えば24時間、一年で言えば365日、“確実に減っていくのみ”です。
これは、いかなる人でも“抗えません”。
しかし、今回お話したように、お金という1つの“ツール”を使うことで、“時間的余裕を生み出す”ことは出来ます。
そして大切なのは、その生み出した余裕を使って、いかに“有意義に行動するか”を考えるということ。
それを常に意識しながら、私自身も日々の生活を送っていこうと思います。