結果を出すために必要な“2つの力”

突然ですが、何か物事を決めるとき、即決できるタイプですか?それとも、迷って時間をかけてしまうタイプですか?

もし、自分のことを“優柔不断な性格”だと感じている人は要注意。

その性格が試験の場で“悪い方向”に作用するかもしれません。

今回は、そんな方に向けたお話です。

時間との勝負

“試験時間(1教科あたり50分)の割に、問題量が多い”。

これが、最近の公立高校入試における傾向です。

もちろん、“問題の出し方”などの細かい変化は毎年、“少なからずあります”

ですが、それらを差し置いて、受験生を悩ませる一番の問題は、やはり“時間”

とにかく“時間が足りない”

毎年、そう嘆く受験生が続出します。

実際、どのくらい大変なのか、具体例を使って“お見せします”

実際の入試問題から

公立高校入試の数学を例に見ていきます。

過去5年分を見ると、大問数が6~7問で、小問が平均33問程度という構成。

つまり、均等に時間を割り振ったとしたら、1問あたり“1分半”で解いていく計算になります。

初見の問題に1分半しか“考える時間がない”

これは、“なかなかに厳しい”と思いませんか。

そこで必要となる力が“2つ”

1つ目が“計画力”

先ほどの例で言えば、最初の計算問題を1問解くのに1分半も使う人はいないと思うので、そこで数分間はあとの問題を解くのに使える時間を捻出できるはず。

具体的に言うと、大問1の計算問題8問をすべて10秒で解いたとしたら、かかる時間は1分20秒。

先ほどのように、すべての問題を1分半で解いたとした場合にかかる時間が12分なので、ここで10分ほど“あとに残せる時間が作れたことになります”。

このような“時間のやりくり”を考えた“計画力”が必要になります。

そして、2つ目が“判断力”

誰でもある程度の計画を立てて試験に臨むとは思いますが、たいていの場合は“計画通りに行かないところが出てきます”

目新しい問題が出てきたり、結果として思った以上に難しい問題に足止めされたり、などなど。

予定を狂わせる出来事はいくつもあります。

そんな時、瞬時に軌道修正出来るだけの“判断力”が必要になります。

結論

“計画力”と、瞬時の“判断力”

この2つを磨くための方法。

それは、常に“もしも”を考え続けることです。

“もし、傾向がガラッと変わったら”、“もし、予定より時間を使いすぎてしまったら”

こんな風に、“もしもの場面”を想定しながら考えることで、中身のある“計画”が立てられるようになります。

そして、中身のある計画を立てているからこそ、もしもの時の“判断”が迅速に行えます。

試験で結果を出すために、ぜひ、この“2つの力”を磨くことを意識して、日々の学習に取り組んでみてください。

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