数字を“言語化”する能力

“算数や数学は、数字を扱う教科”

だから、“数字に弱い人は、なかなか大変”

そう思っている方

それが、“そうでもありません”

むろん、数字に強いに越したことはありませんし、数字を扱う教科という認識に間違いもありません。

ただ、“話はそこまで単純ではない”ということなんです。

算数や数学の力を伸ばそうと思った時、求められる力は“他にもあるんです”

今回はそのことについて、具体的にお話します。

計算は出来る、でも文章題が解けない!それは“なぜ”?

“計算は出来るけど、文章題が全然出来ない”

こういった生徒は、結構いると思います。

まずは、それが“なぜなのか”を考えてみてください。

個人的には、おそらく“機械的に処理できるか”というのが、違いとして有るように感じています。

計算は、やり方さえ覚えれば、機械的に処理できる。

けど、文章題は問題の内容を把握するところから始めないといけない。

この“差”が原因を作っているのでしょう。

でも、だからと言って今更のように読解力がどうこうと言っても、解決法としては“即効性”がありません。

そこで、以下でお話するようなことをまずは意識してみてください。

数字を“言語化”する

例えば、1/2という数字を目にしたとき。

この1/2という数字は“何を表しているのか”ということを、言葉で説明できるか考えてみてください。

(説明例)

1/2ということは、“2等分した内の1つ”ということ。

つまり、“半分”ということを表しています。

では、0.5という数字はどうでしょう。

これも同じく、1という数字が“半分”になったものです。

ということは、1/2と0.5は“同じ意味”と言うことが出来る。

当たり前のような話ですが、このように“言語化”して考える癖が文章題において、内容を読み解くための力につながっていくと思うのです。

言語化出来て始めて“使える知識”となる

そして、このように言語化出来てはじめて、使える“知識”になります。

1/2や0.5を、単に分数や小数としてのみ考えてはいけません。

それを“言葉で説明できる状態”を目指しましょう。

結論

“数字を言葉で表現する”

あるいは、

“言葉を数字で表現する”

こういった力を、算数や数学の学習を通して身につけることが出来ます。

そして、そういった力を身につける過程で、同時に“思考力も育っていく”

そう考えると、算数や数学を勉強する意味は“大いにあると思える”はずです

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