学習塾の先生版「時は金なり」

突然ですが質問です

次の期末テストまで、あと何日ありますか?

次の実力テストまで、入試当日まで、あと何日ありますか?

矢継ぎ早の質問に、すべて即答できる生徒は、ホントに少ないのではないでしょうか?

「そんなこと、携帯で調べればOK」とか「先生に聞けばすぐにワカル」って考える生徒さん。

その時間感覚の甘さって、とてもモッタイナクないですか?っていう「時間」のお話です。

「人はお金の無駄遣いには気づくが、時間の無駄遣いには気づかない」と言われる。

これはなぜだろう?と考えてみると。

一つは目に見えるか見えないか。

財布のお金は遣えば目に見えて減る。

預金通帳の数字は目に見えて少なくなる。

これに対して、時間はムダに過ごしても当然に目に見えることはない。

それだけに、自分の持ち時間が減ったと意識することは難しい。

もう一つは、それを手にいれるため苦労を伴っているか、いないか。

ひと月に1回、お小遣い制で親からお金をもらっている場合。

待ちに待ったお小遣いをもらえる日。

そこから何にどれだけ遣おうか、子供なりに色々と考えたりします。

あれを買えばこれが買えない。

アッチを買いたいけど、お金が足りない。

ひと月我慢してお金を貯めるか、今、買える少し値段の安いものにするか。

とてもお金を遣うのに慎重になったりして。

それが時間となるとどうでしょう。

1日は24時間。何にどれだけの時間を使うか。

これに時間を使えば、これには使えなくなる。

時間もお金と同じように、自分の持ち時間がドンドン減っていく。

理屈ではワカル。

でも、実感はワカナイ。

これは子供だけじゃなく、大人も一緒。

子供も大人も、今日あった24時間が明日もた保障されているような感覚を持っています。

そして、特に苦労することもなく24時間が繰りかえされます。

こりゃ難しいか、時間の有り難みを感じるってことは。

そこで提案!

今日、24時間をムダに使っても、明日もまた、新しい24時間が保障されている感覚があるのは、なぜ?

それは自分がいつまで生きられるのかが分からないから。

もし、それが分かっているとすれば、「自分の持ち時間がドンドン減っていく」っていうことは、いやでも実感しますよね。

そうです!

終わりが分かっていれば、そして残りが分かっていれば。

それを常に意識していれば、出来るんです。

目に見えない「時間」に対して、「ドンドン減っている」という危機感を持つことが。

例えば、期末テストまで残り10日。

時間にして240時間。

これをお金と同じように手持ちの時間として、ここからドンドン減っていく。

何にどれだけ使うか。

しっかり考えないと「お金のムダ遣い」同様、泣きをみることになる。

次に「ドンドン減っていく」というイメージを持つと同時に、何にどれだけの時間を使うのかを考える。(目的」と「手段」の混同 参照

試験は高校受験本番の試験時間の使い方も、それに向かう受験勉強中も「持ち時間とその使い方」を常に意識することが大事です。

自分の「残り時間」を、きちんと意識することもなく、「今度の試験、やばい。どうしょう」なんてことにならないよう、今日から時間にシビアな生徒になろう!

「時は金なりです」。

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