西宮市の各中学校も6月に授業再開後、早くも1ヶ月あまり。自宅近くの瓦木中学校でも15日(水)から3日間、1学期の期末テストが行われます。
この期末テストが終われば、例年なら夏休み。
あとちょっとのガマン。
待ちに待った「長い休みやぁ!」っていうところ。
ただ、今年ばかりは40日余りあるはずの夏休みが、わずか16日。
そこで今日は、「たかが16日、されど16日」というお話です。
今年の夏休み16日間の前後、7月末までと8月17日から月末までは、午前中のみ授業となっている。
この日程から考えて先生方は胸中、コロナ対策での休講期間中の遅れを、何とかここで取り戻したいと思うのが自然のなりゆき。
そうなると、16日間の夏休みはむろんのこと、その前後の午前中のみ授業の期間も含めて、ご
っそり課題がでる可能性がある。
そうなると課題が生徒さんの足をひっぱるかもしれない。
課題、宿題はさっぱりヤル気のない、ほっとくと全く勉強しない子用の、何もやらせないよりはマシか程度のもの。
受験勉強は、よく色塗りに例えられる。
小テスト、定期テスト、実力テスト、模擬テスト等の結果で、まだ白いところや、しっかり色を塗り切れていないところをみつけては、そこを塗りつぶす。
そうなると、その白いところや、塗り切れていないところは、生徒さんごとに違っているず。
課題、宿題で既に自分は塗り終わっているところを2度塗り、3度塗りしてる間に、白いところが手つかずで終わったりしたら、あまりに残念なことになる。
そこでどうするか。
計画です。学習計画をしっかりたてる。
自分がまだ塗れていないところと、学校から出された課題、宿題を並べてください。
そうすると、自分がまだ塗れていないところが課題、宿題に出ているところがあるでしょう。
課題、宿題に出ていないところもあるでしょう。
出ているところは課題、宿題を活用する。
出ていないところは、自力で教科書、参考書、問題集を利用してやる。
既に塗れているところが課題、宿題に出されていたら、復習のつもりでサッサと片付ける。
大切なのは、自分がまだ塗れていない自分自身の課題としての学習と、学校から出された課題、宿題を平行してやることです。
決して学校から出された課題、宿題を一気に片付けて、その後に自分のやるべき課題に手を付けようとしては、いけません。
学校から出された課題、宿題はどうせやらざるを得ない。それなら上でお話したようにキチンとメリハリを付けて、狙いをもって取り組んだ方が、間違いなく学習効果は上がる。
今年はコロナ感染症の影響で、とても変則的な1年になっています。これは生徒さんだけでなく、先生にとっても大変な年です。
それだけに、変則的な状況に振り回されないことが、普段の年以上にたいせつです。
そのためには受験勉強の「王道」を歩むこと。
具体的には、しっかりした「学習計画」をたてること。
その計画を確実に消化していくこと。
テストの結果を通して、必要なら計画を修正すること。
修正したら、またこれを確実に消化すること。
この繰り返しが「王道」です。
変則的な状況のときは、平常なときにはあり得ないような大逆転が起きたりします。
これまで成績の良かった生徒は実力どおりの結果になるよう、良くなかった生徒は逆転のチャンス到来となるように。
そのために、もう一度言います。