2週間の夏やすみ
学校再開から早2ヶ月。
当初あるかどうかも分からなかった夏休み。
これも例年に比べて大幅に短縮されたとはいえ、何とか確保。
今日8月6日現在、生徒達もしばしの休暇期間に入っていると思います。
この2ヶ月間、休校期間中のなまった頭と体を元に戻すには生徒達にとってハードで厳しいものだったかもしれません。
そこにやっときた夏休みもわずか2週間。
“夏休みがあっただけマシ”とは言え、生徒達には不満やストレスが貯まってきているかも。
しんどい日々もやり過ごしてしまえば、なんとかなるとも言えないのが学生のつらいところ。
こんな状況下でも、試験ごとからは、逃れられません。
そこで今回、少し視野を広げながら、この状況でもいかにプラス思考でいくか、と言うことについてお話します。
世界の学校教育
授業のスピードはメチャクチャに速い。
テストの範囲は広くて大変。
やっときた夏休みは短いし、どこにもいけない。
自分の身の周りの事や生活だけを切り取れば、最悪の1年になりそう。文句も止まらないかもしれません。
が、しかし!です。
この時期に学校が再開出来ていて、しかも夏休みまで確保されている。
コレって世界的にみればスゴイコトなんです。
国連の発表によれば、今現在190カ国でおよそ16億人が教育を受けられておらず、100の国で感染拡大防止のために閉鎖した学校の再開を、時期すら決められずにいるとのこと。
今の日本の教育現場がその状態だったら、来年度以降を考えると恐ろしいことです。
教育現場は崩壊するかもしれないのですから。
気持ちの持ちよう
そう考えると日本の今の教育現場は、先生方の多大な尽力もあって、通常通り授業を再開出来ている。
これはものすごく有り難い事なんです。
この半年あまり、特に受験生は“なんて不運な年に当たってしまったんだろう”と感じていると思います。
たしかに例年に比べて、大変な年であることは明らかです。
でもここで、“不運を嘆いている”だけの生徒と、“しんどいのは皆同じ”と前を向くことの出来る生徒。
大変な年に当たってしまったからこそ、例年の生徒たちより多くのことを得られるのか。
それとも単に不運を嘆くだけで終わるのか。
この差は将来に対して、とても大きい。
それだからこそ、こんな時は視野を広くして物事を見て欲しいのです。
自分たちよりさらに大変な思いをしている人の存在を知ることは、自分たちの考え方や取り組み方を見直す、良い“きっかけ”になります。
結論
状況の捉え方は、気持ちの持ちようで大きく変わります。
この状況下で、自分たちを不運な世代の生徒と考えるか、まだまだ恵まれている方だと考えるか。
その状況の捉え方の違いは、物事への取り組み方の違いとなって現われると思います。
例を挙げれば、授業時間の減少から授業内容が薄くなってきたとき。
授業があるだけまだ良いとプラスに考えて、すぐさま自衛策を考えて行動に移せるか。
それとも不平不満を口にするばかりで、それ以上の行動に移れないか。
冒頭でもお話したように、学生には常に試験があります。
マイナス思考がプラスに働くことはありません。
常に視野を広げて、プラス思考でこの状況を乗り切りましょう!