“使える英語”を身に付けるために必要な力

“来年度、英語教育が大きく変わる”

既に周知のことかもしれませんが、来年度から中学校の授業は“原則すべて英語で行う”ことが決まっています。

公教育の場で、それぞれのレベルや到達目標を無視したこれらの取り組みは、“やや無謀ではないか”

そう不安に感じるところも多々ありますが、決定されたことに対して、我々の立場であれやこれやと言ってみたところで、“何もはじまりません”

決まった中で“いかにベストを尽くすか”

これを考えていきましょう。

今回はその一つとして、英語が使えるようになるために必要となる“意外な力”についてお話します。

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単語力の基準

既にご存じの方も多いと思いますが、来年度から中学校では、新学習指導要領に切り替わります。

その改定の中で大きく変わる教科の一つが“英語”

その改定内容の中でも、個人的に皆さんの関心が大きいように感じるのは、やはり単語数の増加です。

この数ヶ月間だけでも、新聞紙上はじめ色々なところで、この“単語数の増加”について触れられているのを見ました。

そして、それを見ていて考えたたことは生徒の皆さん、その保護者の方々は、これを“どう感じているのだろう”ということ。

覚えなきゃいけない単語数が増えることで大変と感じるのか、それとも、特に何とも感じることもないのか。

中には“問題が難しくなるかも”と感じている方がいるかもしれません。

受け取り方は“人それぞれ”でしょう。

でも、“変化”に対してはある程度“対応せねば”と考えるのが人間共通の心理。

そこで今回、この“単語数の増加”に関して、もう少し掘り下げてお話したいと思います。

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英語を“話せる”ようになるためには

使える英語

この言葉を聞いて、どのような姿をイメージしますか?

良く聞くのが“外国人と自然に会話が出来る人”みたいな返答。

“使える英語”と言われると、多くの人が“会話ができるかどうか”を基準に考えるのではないでしょうか。

中学、高校で通算6年間も勉強して、“まったく話せるようにならない”。

そんな過去の学習成果に対するコンプレックスからか、日本人は英語を“話す”ということに特別なこだわりを見せます。

“英語を読める”という人がいたとしても、でも“話せないならなぁ”なんてことを無意識に思ったりしたことはありませんか。

“読む”ことより“話す”ことのほうが、ワンランク上の能力であるかのようなこの“風潮”。

それくらい日本人は英語を“話せる”ことに価値を感じています。

ところがです!

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