割合が苦手な子必見!

理解をさまたげる原因とは

小学校算数の最大の難所はどの単元か。

その一つとして昔からよく挙げられるのが「割合」です。

これまでも毎年のように保護者の方から、「割合でつまづいてるんです」という悩みを聞いてきました。

当たり前のように理解している大人からすれば、「割合」がワカラナイという子供に対して、なぜワカラナイのかが分からないというところかも。

でも、ワカラナイというのが分からないなんて言ってられないのも事実。

なにせ厄介なことに「割合」は、小学生の間だけでなく中学、高校、さらには大人になってまでも、確実に必要な知識です。

だからこの「割合」に関しては、子供たち得意のお決まり文句、「こんなん将来使わへんやん」がいっさい通用しないのです。

でも毎年のように、これだけ「割合」に苦手意識を持つ子が多いということは、何か原因があるはずです。

そこで今回、多くの子供たちが苦手意識を持つ「割合」について、理解を妨げる原因を探って

いきたいと思います。

“割合が苦手な子必見!” の続きを読む

“捨てる”という言葉の本当の意味

”捨てる”とは前向きな言葉

テスト前、子供たちの会話からよく聞こえてくる「今回はこの教科“捨てよかな”」あるいは「この単元“捨てよかな”」という言葉。

子供たちはわりあい簡単にこの“捨てる”という言葉を口にします。

ところがです!

仮にこちら側からこの部分は今回“捨てよか”と聞いてみると、不思議なくらい皆一様に、少し不安そうな顔をします。

やはりどの子も“捨てた”範囲から出題されたらどうしょうと瞬間的に思うのか、日頃から大してヤル気の見えない子でさえ、こう言われると一瞬、動きが止まります。

““捨てる”という言葉の本当の意味” の続きを読む

中学数学に必要な“センス”とは

クイズ番組を見ていて

最近流行のクイズ番組をテレビで見ていて時々、感心すること。「よくこんな問題の答が、すぐに浮かぶもんだなぁって」。

そんなことありませんか?

とにかく、すごい直感力というか、ひらめき力というか。

なんかもう、すごいなぁと。

自分とはレベルが違うと感じる人達ですが、ある時テレビの中で興味深いことを言ってました。

それは番組の司会者から、「なんでこんな問題の答がわかるの」って問われたとき。

その問に対し、「今回、この辺りは、ある程度対策していたので」と、さらりと返答。

なんとジャンル別に様々な問題が存在するクイズにもある程度、対策して臨んでいるということ。

一見すると直感力やひらめき力が凄まじいと思える人たちにも、実はしっかりとした準備、(言い換えれば努力)の裏付けがあることを、知りました。

ここまではチョット長い前置き。

このクイズ番組がらみの話に似たようなことが、学校の勉強にも無かったですか?

正答率10%以下のような数学の難問を、難なく解く同級生を目にしたとき。

「よくまぁ こんな問題が解けるなぁ」って。

そんな同級生を見て、「数学的センスの無い自分には、とうてい無理やなぁって感じたことありませんか?」

ここで「ある、ある!」という方へ今回、中学数学に必要な“センス”についてお話します。

“中学数学に必要な“センス”とは” の続きを読む

学習塾の先生版 受験生の苦手教科の取り組み方②

苦手教科の取り組み方パート2です

今日は、昨日予告していました理科を例に、苦手教科の取り組み方について具体的にお話します。

以前のブログ  (理科が苦手な生徒、コレを意識して でも触れましたが、最近は特に理科が苦手な生徒が増えています。

でも、幸いにして理科は積み立て要素の少ない教科。しっかり対策すれば、苦手科目なりに何とか格好をつけることは可能です。

しかし、取り組み方を間違えると、得意科目の学習にまで足を引っ張る結果になりかねない。

そこはくれぐれも注意しながら、どう格好をつけるか見ていきましょう。

“学習塾の先生版 受験生の苦手教科の取り組み方②” の続きを読む

学習塾の先生版 受験生の苦手教科の取り組み方①

受験生ならば

主要5科目と言われる英語、数学、国語、理科、社会。

この5教科すべてが大好きという生徒。

そんな生徒は、これまで自分の学生時代、学習塾の講師時代を通じて、お目にかかったことはありません。

でも全教科得意と思っているかどうかは別にして、好成績&高得点、通知表評価オール5という生徒は、たまにいました。

だから好きでなくても、好成績をあげることはできるはずなんです。

「なに? 僕は好成績まで望んでもないし、取れるとも思ってない。平均点レベルで充分やって!」

「それなら尚、出来んとおかしいやろ!」

人は下手に余裕があると、なかなか本気にはなれない。

中学も1,2年生の間では、たしかに嫌いな科目や苦手な科目に食いつこうにも食いつけないのは無理ないところ。

ただ、今や受験生となると話は別。

嫌いな教科であっても、苦手な教科であっても取り組まなきゃ「合格!」の二文字が見えてこない。

そこで今日は嫌いな科目や苦手な科目に取り組むときに是非、心がけてほしいことについてお話します。

“学習塾の先生版 受験生の苦手教科の取り組み方①” の続きを読む

語彙力がもたらす3つのこと

語彙力の大切さ

近頃、英語の学習において語彙力の大切さを聞く機会は多い。

それに引き換え、母国語である日本語の語彙力に対する大切さは、触れられる機会が減ってきているように思います。

これはとても危険な傾向です。

日本語の語彙力は、すべての学習に通じる根幹なのですから。

この語彙力というもの無くして、個々の教科の学習の質を高めることは困難です。

そこで今回、警鐘をならす意味を込めて、語彙力のある人と無い人の間に生まれる3つの違いについて、お話しします。

“語彙力がもたらす3つのこと” の続きを読む

“できる”の基準が下がると待つ危険性

テストのたびに

テストが終わるたびに聞かれる声。

「テスト勉強の時はできてたんやけどな~」「本番になると何でか上手くいかんねんな」という、子供なりの言い訳の数々。

「もう何度聞かされたんやろ」と不安になる保護者の方。

以前のブログ(本番の強さ=準備力=???)でもお話したように、本番で思いっきり力を出せる準備をどうすれば出来るか。

試験ごとにはとっても大切なトコロです。

““できる”の基準が下がると待つ危険性” の続きを読む

短期で成績を上げやすい科目と上げにくい科目

数学と英語

短期で成績を上げやすいのは数学、上げにくいのは英語。これはよく言われることです。

前回のブログ(学習塾の先生版 科目の特性を生かした学習計画)では、科目の特性に合わせた学習計画の作成について、お話しました。

その中で、積上げ教科(数学・英語)は、一度身につけると、すぐには忘れにくいという特徴を活かして、積み上げではない教科(国語・社会・理科)より先行して取り組むことを、アドバイスさせてもらいました。

とはいえ、勉強嫌いで成績不振って生徒にすれば、数学と英語。嫌いな教科のダブルパンチ。先行ウンヌン以前に、なかなか重い腰が上がらないっていうのも無理ない。

では、こんな時ドウスル!っていうのが、今回のお話です。

“短期で成績を上げやすい科目と上げにくい科目” の続きを読む

学習塾の先生版 科目の特性を生かした学習計画

量を質につなぐ意識

成績の悪い生徒が、テストの点数を上げるにはどうするか?

これはズバリ、勉強するしかありません。

残念ながら魔法のような方法はなく、これまで勉強してこなかったのなら、これから5時間でも10時間でも出来るようになるまで、勉強するしかないのです。

ところが!です。

同じだけの時間をかけた努力も、成果まで同じと限らないのが、勉強の難しいところ。

常に時間という量だけじゃなく、成果という質へつなげるという意識を持つ必要があります。

そこで今回は、テスト結果が“かけた時間の割には・・・”ってことにならないよう、科目の特性を生かした学習計画の立て方を、ご紹介します。

“学習塾の先生版 科目の特性を生かした学習計画” の続きを読む

学習塾の先生版 間違ったテスト直しのやり方が作る負の連鎖

実は奥深いテスト直し

前回のブログで、点数を取る子と取れない子では、テスト答案が返却された後の、テスト直し(確認)の段階から大きく違うという話をしました。

「言われたらそうやなぁ」と思いながらも、「ウチの子は、それを言ってもやらんしな」と諦めが先に立つ保護者の方は多いと思います。

そこで、お聞きします。

“学習塾の先生版 間違ったテスト直しのやり方が作る負の連鎖” の続きを読む