今回は、幼少期に行われる事が多い“読み聞かせ”が話のテーマになります。
ただし、ここで“パソコンやスマホで検索すれば出てくるような専門的な話”を長々とまとめ直しても、あまり意味がありません。
そこで、研究資料などの類いは一切考慮せず、これまで現場で様々な生徒の指導をする中で感じた“独自の見解”をお話させていただきたいと思います。
結果的に“どこかで見た話、聞いた話”と感じる箇所があるかもしれませんが、少しでも参考になることを書けたらと思います。
読み聞かせから生まれる“一つの流れ”
まず、最初の段階で子供が“読み聞かせ”に全く興味を示さなければどうしょうもありませんが、ここでは、それなりに“楽しんでいる”ことを前提に話を進めていきます。
色々な物語を聞いていれば“感受性が育つ”のは言うまでもありませんが、同時に耳から“たくさんの言葉”を知ることになりますよね。
これは今後に向けて、とても“大きな一歩”になります。
ですが、成長するにつれて、当然“内容に物足りなさ”を感じてくれるようになるはず。
もう少し“長めの物語を聞きたいなぁ”と。
しかし、ご両親からすれば、読み聞かせにそこまでの時間を使うわけにもいきませんし、次第に大変にもなってきます。
そしたら、“自分で読めるようになるしかない”と思うのではないか。
そう個人的には考えています。
もちろん、“何歳くらいで”というのは個人差があると思うので分かりませんが、少なくとも“本を読む”という習慣を身に付けるための“下地”は、これで作られると思います。
“流れ”を作れば、あとがラク
その“下地”さえ作れたら、あとは子供が自ら進んで行ってくれます。
自力で読もうと思ったら、“ひらがな”や“漢字”を覚え、言葉の意味を知らなくてはなりません。
“自分で読みたい”という気持ちが、それらの学習を自然な形で後押ししてくれるはずです。
子供にとって興味の対象が増えた今だからこそ
ひと昔前で言えば、“読み聞かせ”が子供をあやす定番のようなところがありました。
しかし、近年ではスマホをはじめとした電子機器の発達により、幼少期からそれらに触れている子供さんを見る機会が増えたように思います。
もちろん、それが100%悪いことだとは言いませんが、読み聞かせに比べると、今後の学習に向けた“流れ”を作りにくいことは確か。
やはり、ゲームにしても動画にしても、基本的に“受け身”でいる状態が良くありません。
言葉を知り、表現力を磨くには、ある程度の“主体性”が必要になるでしょう。
結論
今回の話は“幼少期”を対象とした為、外野の人間では“どうにも出来ない感”が否めませんでした。
しかし、“本を読み慣れている”ことのアドバンテージは確実にあります。
これを強く“主張”することで、今日のところは締めたいと思います。