短期間で結果を求めたい時に“必要なこと”

最初の”きっかけ”を掴むために

勉強が大嫌いで、やらずに済むのなら当然にやりたくない。

こんな風に思っている生徒でも、必ずどこかの場面では勉強せざるを得ない時がやってきます。

周りから大幅に出遅れ、しかもこの期に及んでまだ”ヤル気”になれていないような生徒が、簡単に結果が出せるほど甘くはありません。

しかし、次々に行われるテストで結果が出せなければ、状況はますます悪くなるばかり。

そこで、なんとかして”きっかけ”が欲しい。

誰でもそう考えると思います。

そこで今回、そんな時に意識していただきたいことについてお話します。

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感情との付き合い方

ある程度の計画を立て、それに基づいて努力をし、結果を求めようとする時、障害となるものがあります。

それが人の“感情”です。

例えば、模試で思ったような結果が出なかったとき。

“やっぱり、自分には志望校の合格は無理なんじゃないかな”。

“こんなことして、何の意味があるんだろう”。

時に人は感情的になり、こんな風に考えます。

そして、その“感情”が自分の歩みを邪魔してしまうのです。

でも、試験事に限ったことではなく、スポーツでも仕事でも、最終的に結果を残せる人は、自分の“感情”と付き合うのが上手いのは確かです。

つまり、良くない流れといかに向き合うかを心得ているのです。

そこで今回、結果を出すためには必ず必要となる“感情との付き合い方”について、お話します。

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物事を“継続”するための工夫とコツ

継続するための工夫

昨日のブログ記事(勉強嫌いの生徒がまずやるべき“教科”とは

では“動き出すこと”と“継続すること”の大切さについてお話しました。

でも昨日の話だけでは、“動き出すこと”は出来ても、“継続”という観点から見ると、工夫としてはまだ不十分と感じています。

そこで今回、もう少し踏み込んで、物事を“継続”しょうとする時の工夫とコツについて、いくつかお話します。

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整理整頓と成績との関係

身の回りの整理整頓

普段から意識的に出来ているでしょうか。

身の回りの整理整頓が出来ない生徒の成績は、たいていの場合“悪い”。

そう言い切ってしまうと、自分の回りにいる人で、整理整頓が出来ていないにも関わらず、成績の良い生徒を探そうとする人がいますが、チョット待ってください。

そんな例外的な人を探す暇があったら、なぜ整理整頓が出来ていない生徒の成績は悪いと言い切れるのか。

それをじっくりと考えてみてください。

そこには、しっかりとした論理的な“理由”があるのです。

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高校入試 出題範囲縮小について③

コロナウィルスの感染流行からまもなく半年経過。

その期間のうち半分にあたる3ヶ月間、学校教育が停止するという異例の事態に見舞われた今年の教育現場。

受験生を抱える保護者の方々にとって不安の多い1年になっていると思います。

3ヶ月という決して短くはない休校期間中の“遅れ”。

これに対応するべく文部科学省から各自治体へ、来年度入試を実施するにあたってこのような状況を“配慮するように”との通達が出されました。

これを受けてこれまでに、都道府県独自の決定が発表されてきたところです。

我が兵庫県も7月に発表され、一般入試については例年通りの出題範囲で実施することが決定されています。

でも、この決定を聞いたからと言って安心している訳にはいかないのが今年の状況。

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“姿勢”と“成績”の相関関係

成績の悪い生徒は勉強に対してヤル気がない。

ヤル気がないから心身共にダラッとしていて、姿勢も悪い。

そんな感じの取り組み方だから、いつまでたっても成績が悪い。

そんなイメージありませんか。

実はコレ“逆”なんです。

成績が悪くてヤル気になれないから、ダラッとして姿勢が悪いんじゃない。

姿勢が悪い状態で取組んでいるから、結果としてそれが成績にも影響しているんです。

そこで今回、“姿勢”と“成績”の相関関係(注1)について考えていきます。

(注1)一方が変化すれば他方も変化するような関係

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夏休みシーズン“自由研究で身につく力”について考える

自由研究について

夏休みの課題シリーズとして、昨日のブログ記事に続くものです。

今回は、“メンドクサイ”と思われる課題として、読書感想文と双璧とも言える“自由研究”についてです。

“メンドクサイ”と思われる最初の理由。

それは“研究テーマがなかなか決まらないこと。

次に、やっとテーマが決まっても、やっていくのに時間がかかること。

そうそう簡単にとはいかず、とてもすぐには終わらせられないこと。

とにかく小学生が“メンドクサイ”と感じる理由には事欠かない。

そうなると必然的に子供たちの心に芽生え始めるのが“やる意味あるの”という気持ち。

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夏休みシーズン“読書感想文で身につく力”について考える

夏休み課題の定番

夏休み。

楽しいこともあるけれど、課題もたんまりで大変な季節でもある。

毎年のようにラスト2,3日で、親子そろって追い込みに大慌ての小学生も少なくないかと思います。

そんな小学生を悩ませる課題の一つが“読書感想文”

まず本を読むことがめんどくさい。

何とか読んだとしても書くことがサッパリ思い浮かばない。

そうこうしているうちに、まったく進まないことにアセリまくる。

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1周まわって

オンラインかオフラインか

今年、新型コロナウィルスの感染が拡大するなか、教育業界でスポットライトを浴びたのが“オンライン授業”。

これまでも対面授業ではない映像を使った授業の導入を行っているトコロはありましたが、これほど映像で授業が受けられることを有り難いと感じることはなかったと思います。

対面授業が行えない状況下でも、歩みを止めずに済む技術がある。

これは素晴らしいこと。

しかし、今の時代ならではと言えるこの恩恵を、恩恵としてのみ受け取れない風潮が悲しいところ。

やはり“オンラインvsオフライン”という対立構造が出て来てしまいました。

そこで今回、対面授業も再開された今、この“オンラインvsオフライン”という構図に対する私の考えを、お話したいと思います。

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“なんとなく”が口癖の子、危険です

“なんとなく” という言葉の持つ意味

私たち大人でも普段、何気なしに口にしている口癖は結構あると思います。

そんな口癖のなかからひとつ、“なんとなく”という言葉を取り上げて考えてみます。

“なんとなく”。

これは私たちも日常的に使っています。

“なんとなく楽しい”、“なんとなく気分が良い”とか、“なんとなくしんどい”、”なんとなくスッキリしない”とか。

良いことにもあまり良くないことにも使います。

国語辞書によれば、“なんとなく”の意味はこう書かれています。

“言動などに、はっきりとした理由・目的がないさま”。“明確な理由はないが、漠然と”。

この本来の意味からすると、この“なんとなく”という言葉。生徒達が使うときは、ちょっと危険が多そうです。

例えば、生徒達に「この部分、理解出来た?」と聞くと、「なんとなくわかったぁ」や「なんとなくいけそう」といった答が返ってくることが多々あります。

こんな時です。

「なら、良かった」というわけにはいきません。

この”なんとなく”という言葉を生徒が口にするとき。それは生徒自身、はっきりとは理解できていないと言っているのですから。

ここで「なんとなくでも理解出来ているんなら、後はやっているうちに完璧に理解出来るようになるんじゃないの」と思われた方へ。

そんな方に向けて今回は、この“なんとなく”という言葉に潜む危険性についてお話します。

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