短所の取り扱い

“自分の長所と短所を答えてください”

入試の面接、新学期の自己紹介、就職活動などなど。

これは、人生のあらゆる場面で聞かれる質問の一つではないでしょうか?

こんな時、長所と比べると短所の方が、割合と簡単に次々とでてきます。

誰だって自分で自分の良いところを言うよりは、足らざるところを口にする方が簡単ですから。

けれど、そんな方々に質問です。

“自分で口にしたその短所、その後どうしていますか”。

こう聞かれると“ギクッ”と思う方も多いかもしれません。

ともあれ、短所も“言いっぱなし”では意味がありません

そこで今回、自ら口にした短所を“その後どうするか”について、具体的な話を一つ、紹介させていただきます。

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地理・歴史の学習(シリーズ②)

前回の記事(地理・歴史の学習(シリーズ①))の最後に、次回は“他教科の土台となる地理”という内容の記事を書かせていただくことを予告していました。

ただ、他教科といっても、同じ社会の“歴史について”です。

昨今、歴史は“暗記教科ではない”とよく言われます。

かといって歴史の“流れ”を意識していれば良いというような、単純な話でもありません。

暗記に頼らない学習のために“必要なこととは何か”。

それを考えることから、“地理という教科が持つ影響力の大きさ”を見ていこうというのが、今日のお話です。

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実力テストは“実力”で受けるものなのか

“実力テスト”

受験生にとっては“耳の痛い言葉”ではないでしょうか。

定期テストではそこそこ点が取れるのに、実力テストとなると“サッパリ”。

ついには、“実力テストは範囲も広くて難しい試験だから、しょうがない”なんて言葉を聞くことも珍しくありません。

でも、本当にそうでしょうか。

“実力テストは、今の実力で受けるしかない”

今回は、そんな風に考えている生徒さんや保護者の方に向けたお話です。

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現在形と現在進行形(英文法シリーズ②)

先週に引き続き、英文法シリーズの2回目になります。(今後も週に1回のペースで投稿予定です。)

2回目となる今回のテーマは、“現在形と現在進行形”です。

前回(be動詞と一般動詞(英文法シリーズ①)に引き続き“表現法を増やす”という視点から、この単元の指導をする際に“私が意識していること”についてお話します。

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模試を受ける“意味”

暑かった夏もようやく終わりを迎え、朝晩ひんやり肌寒く感じる日が増えてきました。

早いもので今年も残すところ3ヶ月。

受験生にとっては、そろそろ危機感を感じ始める季節になってきました。

そんな受験生の方に向けて、今回は“模試”についてのお話です。

模試を受ける意味は、時期によって変わる

ご存じの方も多いと思いますが、一口に模試と言っても種類がいくつかあり、回数も年間を通して複数回行われます。

そんな模試を受ける意味は、“人によって、時期によって”様々あるでしょう。

そんな中でも今回は、受験間近のこれからのシーズンに焦点を当てた、“模試を受ける意味”について考えていきます。

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ニュースを見ることで“得られる力”

時事問題の対策だけでは“モッタイナイ”

“ニュースを見るようにしなさい”。

学生の間は、こう言われることが少なくないと思います。

ところが、生徒たちを見ていると“ニュース=時事問題の対策”という意識が強いように感じます。

要するに“関心が薄い”のです。

でも、それでは将来的にも、目先の学習においても“モッタイナイ”と言わざるを得ません。

そこで今回は、ニュースを見ることで“得られる力”についてお話します。

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分数とは“何を分けた数か”

“分数を理解出来ていますか”

こんな聞き方をすると、“バカにするな!”と言われそうですが、そんな方にもう一つ質問です。

“では、何をもって分数を理解出来ていると判断しましたか”。

計算問題が解けるからでしょうか。

それとも分数を使った文章題が解けるからでしょうか。

いずれの理由にしても“それでは弱い”というのが、私自身の考えです。

計算問題や文章題の解き方を理解していることと、分数自体の仕組みが理解出来ているかどうかというのは、“別次元の話です”

では、“何をもって分数を理解している”と胸を張って言えるのか。

今回は“そのこと”についてお話します。

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学習塾の先生版 抽象的な表現からの脱却

“学習に関する”抽象的な表現の数々

“基礎力をつける”。

“思考力を重視する”。

普段、耳にする機会の多いこれらの言葉。

言う側はそういう意識はないのでしょうが、聞かされる側からすれば、“たまらなく抽象的”なんです。

“基礎”、“基礎”と言うけれど、“何をもって基礎ができていると判断するのか”。

思考力を重視すると言われても、“実際どうしたら思考力が育つのか”。

生徒たちはこの辺りのことに“ピンと来ていない”ことがほとんど。

そのため、いくらこのような発言をしてみても“絵に描いた餅にすぎません”

そこで今回は、普段つい口にしてしまいやすい抽象的な発言を、“いかにして避けるのか”ということについて、お話します。

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地理・歴史の学習(シリーズ①)

今回は、以前のブログ記事(“将来役に立たない”の代表格)の最後に書きました、地理や歴史を“将来いかに役立たせるか”ということについての1回目です。

1回目に書かせていただくのは、“地理”についてです。

流れが掴みにくいという点からも、歴史以上に苦手意識を持つ生徒は少なくないかもしれません。

そんな地理の授業をする時、“将来に役立たせる”という視点から、私は“こんなこと”を意識しています。

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“効率的”なのか“横着”なだけなのか

“効率的”と“横着”の違い

みなさんは普段、意識しているでしょうか。

両者の差は、言葉にすれば“紙一重”ですが、結果に与える影響という意味では、とんでもなく大きな“違い”があります。

そこで今回のテーマは、“両者の線引き”と“横着に陥らないようにするにはどうすればいいか”ということについてお話します。

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