学習塾の先生版 受験生の苦手教科の取り組み方②

苦手教科の取り組み方パート2です

今日は、昨日予告していました理科を例に、苦手教科の取り組み方について具体的にお話します。

以前のブログ  (理科が苦手な生徒、コレを意識して でも触れましたが、最近は特に理科が苦手な生徒が増えています。

でも、幸いにして理科は積み立て要素の少ない教科。しっかり対策すれば、苦手科目なりに何とか格好をつけることは可能です。

しかし、取り組み方を間違えると、得意科目の学習にまで足を引っ張る結果になりかねない。

そこはくれぐれも注意しながら、どう格好をつけるか見ていきましょう。

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学習塾の先生版 受験生の苦手教科の取り組み方①

受験生ならば

主要5科目と言われる英語、数学、国語、理科、社会。

この5教科すべてが大好きという生徒。

そんな生徒は、これまで自分の学生時代、学習塾の講師時代を通じて、お目にかかったことはありません。

でも全教科得意と思っているかどうかは別にして、好成績&高得点、通知表評価オール5という生徒は、たまにいました。

だから好きでなくても、好成績をあげることはできるはずなんです。

「なに? 僕は好成績まで望んでもないし、取れるとも思ってない。平均点レベルで充分やって!」

「それなら尚、出来んとおかしいやろ!」

人は下手に余裕があると、なかなか本気にはなれない。

中学も1,2年生の間では、たしかに嫌いな科目や苦手な科目に食いつこうにも食いつけないのは無理ないところ。

ただ、今や受験生となると話は別。

嫌いな教科であっても、苦手な教科であっても取り組まなきゃ「合格!」の二文字が見えてこない。

そこで今日は嫌いな科目や苦手な科目に取り組むときに是非、心がけてほしいことについてお話します。

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短期で成績を上げやすい科目と上げにくい科目

数学と英語

短期で成績を上げやすいのは数学、上げにくいのは英語。これはよく言われることです。

前回のブログ(学習塾の先生版 科目の特性を生かした学習計画)では、科目の特性に合わせた学習計画の作成について、お話しました。

その中で、積上げ教科(数学・英語)は、一度身につけると、すぐには忘れにくいという特徴を活かして、積み上げではない教科(国語・社会・理科)より先行して取り組むことを、アドバイスさせてもらいました。

とはいえ、勉強嫌いで成績不振って生徒にすれば、数学と英語。嫌いな教科のダブルパンチ。先行ウンヌン以前に、なかなか重い腰が上がらないっていうのも無理ない。

では、こんな時ドウスル!っていうのが、今回のお話です。

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学習塾の先生版 科目の特性を生かした学習計画

量を質につなぐ意識

成績の悪い生徒が、テストの点数を上げるにはどうするか?

これはズバリ、勉強するしかありません。

残念ながら魔法のような方法はなく、これまで勉強してこなかったのなら、これから5時間でも10時間でも出来るようになるまで、勉強するしかないのです。

ところが!です。

同じだけの時間をかけた努力も、成果まで同じと限らないのが、勉強の難しいところ。

常に時間という量だけじゃなく、成果という質へつなげるという意識を持つ必要があります。

そこで今回は、テスト結果が“かけた時間の割には・・・”ってことにならないよう、科目の特性を生かした学習計画の立て方を、ご紹介します。

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学習塾の講師が考える「質の高い学習計画」とは

何をしたら良いのか分からない

定期テスト前の大事な時期。聞いた周りの人が「そんなはずナイヤロ~!」と、突っ込みたくなるようなことを、シレッと言う生徒がチョクチョクいます。

「先生、することがない」と。

毎回、全教科100点を採るような神童クラスの生徒のセリフです。

でも、そんなことを言ってくる生徒は神童とは対極にいる生徒です。保護者泣かせのとっても成績の悪い生徒。

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今年の受験生の夏休み

西宮市の各中学校も6月に授業再開後、早くも1ヶ月あまり。自宅近くの瓦木中学校でも15日(水)から3日間、1学期の期末テストが行われます。

この期末テストが終われば、例年なら夏休み。

あとちょっとのガマン。

待ちに待った「長い休みやぁ!」っていうところ。

ただ、今年ばかりは40日余りあるはずの夏休みが、わずか16日。

そこで今日は、「たかが16日、されど16日」というお話です。

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「目的」と「手段」の混同

「わかる」と「できる」の違いを考える

目的と手段の混同とは

「目的と手段を混同してはいけない」とよく言いますが、その混同が顕著にあらわれる場面があります。

それが「定期テスト週間」です。

たいていの中学校では、テスト週間になると、生徒たちに2週間分くらいの学習予定を立てさせます。

この場合の「目的」は、テスト週間を有意義に過ごすこと。

その「手段」が予定表の作成にあるのだと思います。

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