数字でものを考える“癖”

“数字でものを考える”

これが習慣化されている人と、そうでない人。

どこに違いが生まれるのか。

算数や数学を勉強する“意味”につながりそうなテーマですが、今回はそこまで大きな話ではありません。

単純に数字に強い人の頭の中は、“どのような働き方をしているのか”ということを感じていただけたらと思います。

“数字でものを考える”とは、どういうことか

例えば、今、子供たちに人気の職業である“Youtuber”。

動画再生による広告収益が主な収入源のようですが、“生活できるレベル”になるのが、“どのくらい難しいのか”を数字で追っていきます。

Youtubeの広告収益は、1再生につき0.05~0.1円の単価(多少のばらつきはある)と言われているそう。

仮に0.05円の単価で計算すると、月間200万回の再生で10万円、400万回の再生で20万円となります。

次に本数

200万回の再生を基準に考えると、1日1本で月30本、1本あたり約6万6千回の再生が必要です。

さすがに“毎日はキツい”という方は、週休2日で考えると、月20本、1本あたり10万回の再生が必要になります。

これがどのくらい大変なことかを目安で言うと、月100万回以上再生されているのが全体の2,000人ほどだそう。

ちなみに、登録者10人以上のチャンネルは62万ほどあるそうなので、これは全体の“0.3%ほど”ということが分かります。

他にも労働時間など色々ありますが、収入面だけを考えても、なかなかに“厳しい現実”が垣間見えます。

こんな話をしていると、子供に夢を諦めさせようとする大人のようですが、“止めておいた方が良い”と言っているわけではありません。

ただ、このくらいのことが、瞬時に頭の中をめぐるくらいでないと“話にならない”ということです。

数字でものを考える人は、“ここが違う”

数字に強い人というのは、こういったことを瞬時に“考える癖”がついています。

そして、それをその後の行動に活かします。

“行くべきか、行かざるべきか”

要するに、勝負所を判断する“嗅覚”に優れているというわけです。

日常生活の中で“訓練する”

そうと分っていれば、身に付けない手はありません。

まずは身近なことから。

テスト勉強や部活など、日常的に取り組んでいる事柄を使って、積極的に“訓練します”

“時間”や“データ”など、数字を扱う場面は様々あるはずです。

結論

大人になったらなった分だけ、“行き当たりばったりの行動”が出来なくなります。

いちいちの行動に“責任”が生じますから。

そのため、ある程度“数字でものを考え”、合理的に動く必要が出てきますが、そんな時です!

日常的に“数字でものを考える習慣”のない人は、やりたくてもそれが“できない”。

そうなってからでは、“手遅れ”です。

自分は“数字に弱い”と感じている方は、今のうちに“意識して訓練する”ようにしましょう。

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