プライドを持つことの“難しさ”

“その作業をするなら、この機械を使った方が早いよ”。

そう言われて使ってみた機械の処理スピードに“驚愕”し、それ以降、当たり前のように“その機械を使って作業する”。

こんな事は、近頃では“よくあること”ですよね。

それほど、各分野における機械の発達は進んでいます。

今年は特にコロナウィルスの感染拡大に伴い、教育現場でもオンライン授業をはじめとした、色々な機器の発達に“恩恵”を感じた一年だったかもしれません。

ですが、私たちはこの機械の活躍を“手放しに喜んでいていいのだろうか”

ふと、そう思うことがあります。

機械を使っているつもりが、実際には自分たちが“使われている側だった”

少し怖い話ですが、そう遠くない将来、そんな日が来るかもしれません。

そんな時“機械を使う側”で居続けるためには、どうしたらいいのか。

今回は、そのことについて考えていきます。

“使っている”という感覚で合っているのか!?

作業の効率化を求めて機械を使う。

あるいは、人と簡単には会えない今の時期、オンラインで人とつながる。

こんな時、私たちは機械を“上手く使っている”という感覚になりますが、同時に“失っている物”にも目を向ける必要があります。

“機械に頼る”ということは・・・

それだけ、“自分の立場を失う”ことにもつながる可能性があるということです。

例えば、スーパーのレジを無人化にして、すべてセルフにしたとします。

当然、レジのパート・アルバイトの方々は職を失うことになりますよね。

機械の便利さに頼るとはこういうことで、これまで誰かの仕事であったものが無くなってしまうということです。

そうならないようにする為には、レジが人である“必要性”を見つけ“機械化しない方が良い”判断してもらうだけの“価値”を見出すしかありません。

自分の領域を守る

こんな言い方をしていると、こじつけのように聞こえるかもしれません。

ですが、自分の領域を守るための努力も、AIをはじめとした機械が発達する現代を生きる者として、必要な心構えではないかと思います。

我々の職種で言えば、有名講師の映像授業を使った学びが主流になりつつある今の時代。

でも、その有名講師は、あなたの今の精神状態や、細かい学習の進捗状況まで考慮した授業をしてくれるわけではありません。

そこに、自分たちの“存在意義”を見つけていく必要があります。

結論

機械に対して、“記憶力”“処理スピード”で勝てないのは、初めから分かっている事。

ということは、“それ以外の所”で、“どれだけ勝てるポイントを作れるか”が勝負の分かれ目。

機械を使う側で居続けるには、そこにかかっています。

頼るところは頼りつつも、常に“自分にしか出来ない事”を模索し続ける。

この気持ちを忘れないでください!。

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