小学校の英語学習(単語・英語学習編)

小学校の英語教科化に向けて

今回の小学校5・6年生の英語教科化による大きな変化。

そのうちの一つが語彙数の増加です。

小学校5・6年生の目標学習単語数は600~700とされています。

ちなみに中学校では3年間で1600~1800が目標です。

これは英語力強化のために必要なこととはいえ、一歩間違えれば、将来に大きなロスを生み出す危険性が潜んでいます。

今回は、そんな危険性を回避するための将来的なことを考えた学習法のアドバイスです。

単語はそれなりに覚えた。文法問題もそこそこ解けるようになった。

なのに、長文は思うように読めないし、英作文も満足に書けない。

リスニングにいたってはサッパリ聞き取れない。

こうなってしまうと、個々の対策を考えても、時間ばかりかかって、なかなか成果があがらない。

もはや手遅れという感じ。

ならば、どうするか。

単語にせよ、文法にせよ、先に進んだ時に応用の利く学習法を考える。

応用の利く学習法の例

単語編

意味が分かれば良し。

そのために、ひたすら意味を暗記する。

というやり方をせず、意味を覚えると共に、発音を聞き、自分でも発音できるように練習する。

文法編

教科書や参考書を読んで、そこで理解したことを元に四択問題を解いて、正解ならば良しというやり方をしない。

学んだ文法を使った例文を暗記し、正しい英文のストックを増やすことに努める。

先に行ってリスニングのための勉強、スピーキングのための勉強をするのではない。

「読む」・「書く」・「聴く」・「話す」の4技能すべての学習の根本に単語力・文法力がある。

それだけに「読み」、「書く」ための単語と文法の学習段階から、「聴く」・「話す」の勉強を意識した学習方法をとる。

それによって、「聴く」・「話す」の対策に入る段階での基礎力を養うのです。

幸いにして現在、英単語や英文法の教材には暗記用の例文やCD付きのものが、数多くあります。

それらをフル活用して、正しい英文のストックと共に、自分で正しい発音が出来るように練習してください。

人は、自分が発音出来ないものは、聴き取れないのですから。

今日、お話したことは「チョット、ウチの子にはハードルが高いかも」と思うお母さんやお父さんもおられるかも。

でも、せっかく覚えた単語や文法が点数に結びつかない。

応用が利かないと分かったときに、そこからの挽回はもっとハードルが高くなる。

今回の小学校英語の教科化をきっかけにして

「苦労の先取り!」

これがきっと「ウチの子」の身を助けます。

ガンバラセテあげてください。

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