模試を受ける“意味”

暑かった夏もようやく終わりを迎え、朝晩ひんやり肌寒く感じる日が増えてきました。

早いもので今年も残すところ3ヶ月。

受験生にとっては、そろそろ危機感を感じ始める季節になってきました。

そんな受験生の方に向けて、今回は“模試”についてのお話です。

模試を受ける意味は、時期によって変わる

ご存じの方も多いと思いますが、一口に模試と言っても種類がいくつかあり、回数も年間を通して複数回行われます。

そんな模試を受ける意味は、“人によって、時期によって”様々あるでしょう。

そんな中でも今回は、受験間近のこれからのシーズンに焦点を当てた、“模試を受ける意味”について考えていきます。

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分数とは“何を分けた数か”

“分数を理解出来ていますか”

こんな聞き方をすると、“バカにするな!”と言われそうですが、そんな方にもう一つ質問です。

“では、何をもって分数を理解出来ていると判断しましたか”。

計算問題が解けるからでしょうか。

それとも分数を使った文章題が解けるからでしょうか。

いずれの理由にしても“それでは弱い”というのが、私自身の考えです。

計算問題や文章題の解き方を理解していることと、分数自体の仕組みが理解出来ているかどうかというのは、“別次元の話です”

では、“何をもって分数を理解している”と胸を張って言えるのか。

今回は“そのこと”についてお話します。

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地理・歴史の学習(シリーズ①)

今回は、以前のブログ記事(“将来役に立たない”の代表格)の最後に書きました、地理や歴史を“将来いかに役立たせるか”ということについての1回目です。

1回目に書かせていただくのは、“地理”についてです。

流れが掴みにくいという点からも、歴史以上に苦手意識を持つ生徒は少なくないかもしれません。

そんな地理の授業をする時、“将来に役立たせる”という視点から、私は“こんなこと”を意識しています。

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“疑う”ことの大切さ

“疑う”

あまり聞こえの良い言葉ではないかもしれません。

とは言え、こと勉強に関する限り“疑う”というのは、決して悪いことではありません。

何となく流してしまいそうなことでも“なぜだろう”、あるいは“本当かな?”と立ち止まって考えることで、さらに深い理解につながることが多々あります。

今回、そんな“疑う”ことから得られることについて、お話します。

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積み重ね教科の“さかのぼり”

“積み重ね教科”の典型が数学です。

その数学がサッパリ出来ない生徒が学校や学習塾の先生によく言われる言葉があります。

それが“分からなくなり始めたところまで戻って勉強する”って言う言葉です。

でも、ここで注意!です。

“さかのぼり=単なるやり直し”では、ロスが大き過ぎる。

漠然と“戻ればいい”というわけではないのです。

例えば中3になって図形分野が難しく感じた時、だったら“中1の図形分野からやり直そう”なんて安易に考えてはいませんか!?。

こんな風に原因を突き止めずに“漠然とさかのぼる”という行為には、ほとんど意味がありません。

そこで今回、ロスを最小限に抑える“さかのぼり法”について、お話します。

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学習塾の先生版 身の回りの“関数”

“関数”

この言葉を聞くだけでも、“拒否反応を示す生徒”は少なくありません。

数学嫌いの人からすれば、耳にするだけでも“気分が下がる言葉”でしょう。

しかし残念なことに、関数と名の付く単元は、中学から高校まで、すべての学年で必ず出てくる厄介モノです。

つまり“避けては通れない”のです。

ならば“早いうちに手を打った方がいい”

今回は、そんな方に向けたお話です。

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英文法の学習における“基本姿勢”

発想を変えてみる

文法が“わからない”、“覚えられない”、“面白くない”

こう感じている英語嫌いの生徒は、かなり多いと思います。

次々に新しいことを習わされ、“理解と暗記が追いつかない”。

その結果が、“面白くない”の悪循環ですが、それも無理ありません。

興味のないことを“習わされ”それを“理解することに努めさせられ”、最後にそれを“覚えさせられます”。

この一連の流れすべてに共通しているのが、“受け身”ということ。

全て“させられています”

そんな“負の連鎖”を断ち切るべく“その学習姿勢を見直すことから始めませんか”というのが、今日のお話です。

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なぜ、数学の難しい問題を解けないのか

“問題集にある基本問題は、バッチリ解けるようになった。ある程度の知識もあるはず”。

それなのに応用問題となると“サッパリ手が出ない”

こんな状況に直面してはいませんか!?

そして、“ここが自分の学力の限界なのかなぁ”なんて思ったりしていませんか!?

それは“非常にモッタイナイ”

でも、“基礎というモノの捉え方”を誤り、間違った状態なのにそれが身についたと“錯覚している”状況では、そうなるのも無理ありません。

そこで今回、“基礎と応用の間にある高い壁”“いかにして越えるのか”ということについて、お話します。

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勝敗を左右する質問の“質”

授業の合間や最後に“質問のあるなし”を確認することはよくあることです。

そんな時、生徒達の様子を見ていて、いつも感じることがあります。

それが、質問は“すればいい”というわけではないということ。

生徒達からの質問というのは、学習の質を高めるものから、逆に下げてしまうものまで、様々にあるのです。

そして、それは時として勝敗にも大きく影響するもの。

そこで今回、勝敗を左右する質問の“質”についてお話します。

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失敗の“処理法”

失敗を成功に繋げる

何かで失敗した後、よく言われることです。

学生の間で最も多いのが、テストの後かなと思います。

でも、実際に失敗を成功に繋げられる人は、意外にも少ないように思う。

“それは、なぜか”

多くの場合、失敗した後の“行動”に原因があります

そこで今回、失敗を成功に繋げるための“失敗処理法”について、お話します。

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